@misc{oai:repo.qst.go.jp:00069503, author = {大林, 茂 and 永井, 裕司 and 安東, 潔 and 山本, 憲司 and 南本, 敬史 and 大西, 新 and 須原, 哲也 and 大林 茂 and 永井 裕司 and 安東 潔 and 山本 憲司 and 南本 敬史 and 大西 新 and 須原 哲也}, month = {Oct}, note = {薬物依存の本体は精神依存(薬物を摂取したいという強迫的な欲求)にあるといわれる。しかし、精神依存に関わる神経ネットワークの全貌はまだ明らかではない。精神依存が脳内の「どこ」で「どのよう」にして発現するかを把握することが今後薬物依存を動物に再現できる点で極めて有用である。サル類を用いた薬物静脈内自己投与法は、その精神依存が、自己投与レバー押し行動遂行中の局所脳血流を〈SUP〉15〈/SUP〉0標識水を用いてPET測定しコカイン強化条件と餌強化(バナナペレット)条件と比較することで精神依存の機能局在を検討した。アカゲザル(オス、7?)に異なる弁別刺激(LED)を用いて餌あるいはコカイン(静脈内投与0.05 -0.1?/?/infusion)を報酬とした累進比率強化スケジュール(progressive Ratio 1.2倍比率)でのレバー押し行動を学習させた。コカイン強化条件では、PETスキャン(スキャン間隔:12分)4回に1回の周期でコカイン投与する実験デザインとし、レバー押し回数を指標にコカイン事態の薬理作用に基づく脳内影響を最小限にする条件を探った。レバー押し回数はコカイン投与時のレバー押しと比べ、コカイン投与後1回目(12分後)のPETスキャン時は減少したが、2回目(24分後)、3回目(36分後)はほぼ同レベルまで回復した。コカインの脳内動態も考慮し、投与後3回目のPETデータをコカイン依存条件として解析した。PET解析の結果、コカイン依存条件では、前頭連合野(背外側、底部、内側)、綿条体(腹側、背側)、視床、中脳(腹側被蓋野)、小脳などで活動が高まっていた。本結果は、in vivo脳でのコカイン投与による脳内反応ではなく、コカイン依存の機能局在を含む可能性を示唆する。今後、精神異常の生体脳での病態理解や治療法の開発上、覚醒下アカゲザルを用いたPET解析が有用な手法であると考えられた。, 第18回日本臨床精神神経薬理学会第38回日本神経精神薬理学会合同年会}, title = {覚醒アカゲザルを用いたポジトロンCT(PET)によるコカイン静脈内自己投与課題時の脳活動}, year = {2008} }