@misc{oai:repo.qst.go.jp:00069336, author = {曽川, 千鶴 and 辻, 厚至 and 須尭, 綾 and 須藤, 仁美 and 岡田, 圭一郎 and 荒野, 泰 and 小泉, 満 and 古川, 高子 and 原田, 良信 and 佐賀, 恒夫 and 曽川 千鶴 and 辻 厚至 and 須尭 綾 and 須藤 仁美 and 岡田 圭一郎 and 荒野 泰 and 小泉 満 and 古川 高子 and 原田 良信 and 佐賀 恒夫}, month = {May}, note = {【目的】消化管間質腫瘍(gastrointestinal stromal tumor, GIST)は胃をはじめとする消化管壁から発生する腫瘍で、消化管ペースメーカー細胞に発現しているc-kit遺伝子の機能獲得型突然変異による消化管ペースメーカー細胞の異常増殖がGIST発生の主な原因と考えられている。GISTの多くには腫瘍PET製剤であるフルオロデオキシグルコース(FDG)の高集積を認めるため、腫瘍の存在診断だけでなく、イマチニブ(グリベック)治療の効果判定にもFDG-PETが広く使われるようになってきている。しかし、再発初期では、FDG-PET陰性となり検出が困難な症例が報告されている。GISTの病理診断には抗c-kit抗体が用いられていることから抗c-kit抗体を画像診断のプローブとして利用することができれば、早期診断能の向上に貢献すると期待される。そこで、本研究では抗c-kit抗体のPET/SPECT診断への応用の第一歩として、in vitro およびin vivoでの評価系を構築し、放射標識した抗c-kit抗体の画像診断プローブとしての評価をおこなった。【材料と方法】ヒトGIST由来細胞株のGIST882から機能獲得型突然変異c-kitの発現ベクターを構築し、ヒト胎児腎臓由来のHEK293細胞へ導入した。抗c-kitモノクローナル抗体(IgG1)は125I(クロラミンT法)および111In(CHX-DTPA)で標識した。標識抗体は細胞結合アッセイと非標識抗体との競合阻害アッセイを行い、さらに細胞内局在を継時的に追跡した。標識抗体を担癌マウスに投与し、継時的に体内動態を調べた。また111In標識した抗c-kitモノクローナル抗体をマウスに投与しSPECTを撮像した。 【結果および考察】恒常的に機能獲得型突然変異c-kitを発現する細胞株を樹立した。樹立した細胞はヌードマウスへの皮下移植で腫瘍を形成した。標識抗体はc-kit発現細胞に特異性に結合し、結合後、内在化が確認された。担癌マウスでの体内動態実験では、移植腫瘍への強い集積を認め、SPECTイメージングにより、標識抗体の腫瘍への集積が確認できた。これらのことより放射性標識抗c-kit抗体の画像診断用プローブとしての有用性が示唆された。, 第55回日本実験動物学会総会}, title = {消化管間質腫瘍特異的画像診断へ向けた抗c-kit抗体プローブ開発の試み}, year = {2008} }