@misc{oai:repo.qst.go.jp:00069249, author = {中山, 文明 and 萩原, 亜紀子 and 須藤, 誠 and 明石, 真言 and 中山 文明 and 萩原 亜紀子 and 須藤 誠 and 明石 真言}, month = {Apr}, note = {(背景)放射線はさまざまな分野で利用されているが、放射線組織障害の治療は未だ困難である。現在、各種FGFが、放射線障害に有効であることが示されており、それらは、FGF受容体を活性化させるためにヘパラン硫酸プロテオグリカン (HSPG)と結合することが必要である。一方、皮膚角化細胞は、HSPGを発現するが、電離放射線照射におけるその発現制御は不明である。(目的)皮膚角化細胞における電離放射線のHSPG合成への影響を検討する。(方法)皮膚角化細胞株HaCaTを用いて、X線照射時のHSPGの糖鎖の合成に関与する糖転移酵素の発現を定量PCRで解析する。また、放射線照射後組織中に活性酸素が発生するが、その消化に関与する抗酸化酵素を過剰発現させ、HSPGの発現と糖転移酵素遺伝子を蛋白、遺伝子レベルで解析する。(結果) X線照射後24時間のHaCaTで、硫酸転移酵素であるHS2ST1、HS6ST1が有意に増加した。培養液に過酸化水素を添加したところHS2ST1、HS6ST1の軽度低下が認められた。一方、過酸化水素を消化するcatalase geneをtransfectionしたところ、Western Blottingにより、HSPGがより高分子のスメアバンドとして認められた。一方、heparitinase IでHS糖鎖を消化したところ、コントロール細胞と比べて、コア蛋白の発現に差が認めらなかった。しかも、HS2ST1、HS6ST1が有意に増加しており、糖鎖化の亢進が示唆された。 (考察) HS2ST1、HS6ST1は、FGF及びFGF受容体とHS鎖が複合体を形成するのに必須なHS鎖上の構造を作る硫酸転移酵素である。過酸化水素の減少がsignalとなり、HS鎖の特定部位の硫酸化を亢進させることで、FGFとの親和性を増加させ、障害皮膚の再生に寄与する可能性が示唆された。, 日本研究皮膚科学会第32回年次学術大会・総会}, title = {ヒト皮膚角化細胞における電離放射線によるヘパラン硫酸プロテオグリカンの発現制御について}, year = {2007} }