@misc{oai:repo.qst.go.jp:00069190, author = {谷川, 琢海 and 谷川 琢海}, month = {Nov}, note = {小児科医師の不足と地域偏在が近年指摘されている.北海道では特に都市部に医師が集中し,その他の過疎地域では少ない人数の医師が広大な地域の医療を担っているのが現状である.我々は昨年までに北海道を調査対象にして最短路解析モデルを適用した小児救急医療機関の最適配置に関する分析,小児救急医療を受診する際に考慮する項目についての保護者へのアンケート調査を行ってきた.しかし,面積と人口の両方を考慮した小児科医師の地域偏在の有無やその大きさについてはこれまで報告されていない.小児医療体制を充実させるためには医療資源を適正に配置することが必要である.本研究では全国の二次医療圏を単位とした小児科医師数の地域格差の大きさを明らかにすることを目的に,社会経済学において不平等性を測る指標であるジニ係数を用いた分析を行った.特に各二次医療圏の人口や面積を考慮するため,国土係数を利用して医師数の標準化を行って解析を行った.  解析には平成17年国勢調査の人口データ,平成16年医師・歯科医師・薬剤師調査の小児科医師データ,平成16年全国都道府県市区町村別面積調の面積データを利用した.二次医療圏を単位として国土係数を算出し,標準化した小児科医師数を求めた.都道府県ごとにジニ係数を求めて北海道と比較した.  現在までに北海道,東北地方の主たる診療科が小児科の医師についての解析を終了した.その結果,北海道,青森,岩手,秋田,宮城,山形,福島の主たる診療科が小児科である医師についてのジニ係数は0.422,0.355,0.259,0.393,0.508,0.264,0.306であり,北海道の地域格差が比較的大きい傾向があった.今後全国に範囲を広げて解析を行う予定である.本研究の結果は,小児科における地域医療体制整備のための基礎資料となるものと考えられる., 第27回医療情報学連合大会}, title = {ジニ係数による小児科医師の地域偏在分析}, year = {2007} }