@misc{oai:repo.qst.go.jp:00069188, author = {石川, 顕一 and 今留, 香織 and 大野, 達也 and 田巻, 倫明 and 岩川, 眞由美 and 石川 顕一 and 今留 香織 and 大野 達也 and 田巻 倫明 and 岩川 眞由美}, month = {Nov}, note = {放射線治療において、腫瘍の放射線治療抵抗性予測選別は、最適化した治療プロトコルを提供するために、重要な研究課題である。我々はこれまでに、ヒト培養細胞株を用いた発現解析から65種類の放射線抵抗性マーカーを同定し、報告してきた(日本放射線影響学会 第49回大会)(K. Ishikawa et.al., Int J Radiat Oncol Biol Phys. 2006)。今回我々は、この in vitro 解析で見出した放射線抵抗性マーカーを用いて子宮頸がん25症例のプロファイリングを試み、その局所制御効果との関連につき、検討したので報告する。   当院で、放射線単独治療を受けた、病期IIIを中心とする子宮頸癌25症例を対象とした。1年予後は良好群15症例、不良群7例、ステージ4bが2例、著量開始2ヶ月後の死亡が1例であった。生検は、放射線治療前及び治療開始1週間後(治療中)(分割照射5回目の3時間後)の2回施行した。腫瘍サンプルからトータルRNAを抽出し、マイクロアレイ(Codelink、GE healthcare)を用いて発現解析を行った。プロファイリングには、X線照射3時間後において、放射線抵抗性細胞株と非抵抗性細胞株で発現差を示す40個のマーカー遺伝子を用いた。この中には、FBN1やFBN2、CTGF、SCGF、CD164L1 、RPSS11 、GLIPR1 、EFEMP1、ADAMTS1などの細胞外マトリクス関連遺伝子が含まれており、いずれも放射線抵抗性細胞株で発現が下がる傾向がある。   腫瘍の治療前および治療中の発現比をクラスタリングした結果、 これらの遺伝子群は一年予後の不良群を他から区別する傾向がみられた。個々の遺伝子の発現比について、1年予後良好群と不良群で比較したところ、 FBN1と GLIPR1は不良群において、統計的有意に発現比が低かった(P<0.05)。   解析症例数が25症例とまだ少ないが、この解析結果からin vitro解析で見出した放射線抵抗性マーカーがin vivo(臨床症例)へ応用可能であることが示唆された。, 日本放射線影響学会第50回大会}, title = {子宮頚がん放射線治療症例の生検腫瘍に対する放射線抵抗性マーカー遺伝子によるプロファイリング}, year = {2007} }