@misc{oai:repo.qst.go.jp:00069125, author = {山田, 滋 and 原, 竜介 and 加藤, 博敏 and 安田, 茂雄 and 加野, 将之 and 鎌田, 正 and 辻井, 博彦 and 落合, 武徳 and 山田 滋 and 原 竜介 and 加藤 博敏 and 安田 茂雄 and 加野 将之 and 鎌田 正 and 辻井 博彦 and 落合 武徳}, month = {Jul}, note = {目的】直腸癌の骨盤内局所再発に対しては,従来の放射線治療では十分な治療効果を得ることができなかった.1994年に開始された重粒子線治療は2006年8月までに約3000人の患者を治療し,従来放射線抵抗性とされていた腺癌にも抗腫瘍効果が高いことが明らかとなった.これより2000年から直腸癌切除後の骨盤内局所再発に対する重粒子線治療の正常組織反応および抗腫瘍効果を明らかにすることを目的として直腸癌に対する第I/II相臨床試験が開始されたので,それらの結果を紹介し適応を検討する.【方法】対象は,直腸癌切除後の骨盤内に限局する再発病変で,先行する直腸癌切除の組織学的手術根治度がAであり,かつ明らかな骨破壊像・膀胱浸潤を認めず,照射の標的体積内に消化管が含まれない病変である.重粒子線としては炭素イオン線を用い,照射は67.2GyE/16回/4週間から開始し,照射効果と安全性を確認しながら5%ずつの線量の増加をおこなった.【成績】2001年4月から2006年2月まで71例(76病巣)の直腸癌局所再発を治療した.年齢は38から78才で平均年齢62.5才である.再発部位としては仙骨前面が29例(+1)と最も多く,リンパ節21例(+2),骨盤周囲軟部組織15(+1)例,吻合部7(+1)例であった.照射線量としては67.2GyEで10例,70.4GyEで17(+1)例,73.6GyEで44(+4)例治療をおこなった.現在までのところ,消化管に1例・皮膚に2例の有害反応が認められた.抗腫瘍効果としては局所一次効果(治療後6ヶ月までの最大の効果)でCRは10例,PR16例SD45例,PD0例であった.局所制御率(治療終了後,対象となった病変および隣接する領域に腫瘍の再増殖・新たな病変の出現がない割合)としては,治療後3年の時点において67.2GyEで70%,70.4GyEで87%,73.6GyEで89%であった.生存率は全症例では1年で91%,3年は64%,5年は42%であり線量別では73.6GyE照射群の3年生存率は75.5%と良好な成績であった.【結論】重粒子線治療は患者に過大な負担をかけることなく治療成績を向上させることが示された., 第62回日本消化器外科学会定期学術総会}, title = {直腸癌術後局所再発に対する重粒子線治療}, year = {2007} }