@misc{oai:repo.qst.go.jp:00069115, author = {黒岩, 大悟 and 平野, 好幸 and 小畠, 隆行 and 野中, 博意 and 橘, 篤導 and 池平, 博夫 and その他 and 黒岩 大悟 and 平野 好幸 and 小畠 隆行 and 野中 博意 and 橘 篤導 and 池平 博夫}, month = {Sep}, note = {【目的】近年,咀嚼が注意と認知に対して持続あるいは増強効果があると報告されている.われわれは,咀嚼がワーキングメモリーの働きを回復あるいは促進する可能性があることを報告した.しかし,これらの現象のもととなるメカニズムは解明されていない.そこでわれわれは,3 つの注意ネットワーク(alerting,orienting,executive control)を1 回の課題で調べることができるattentional network test( ANT)をfMRI 下で行い、注意と認知に対する咀嚼の効果を検討した。 【方法】調査対象は健康な20 〜 35 才の成人16 人とした. ANTは1 回10 分の課題とし,チューイングガムを咀嚼する試行と咀嚼しない試行の2 回を連続して行った.被験者のうち8 人は咀嚼する試行を最初に,残りの8 人は咀嚼しない試行を最初に与えた.それぞれの試行において,2 種類の合図(画面中央に合図がある場合とない場合)と2 種類の目標画像(矢印の向きが一致している場合と一致していない場合)を使用し,被験者には画面中央に現れる矢印が左を指したら左手の,右を指したら右手のボタンを押してもらい,反応時間を測定した.咀嚼以外による影響を取り除くため無味無臭のガムを用いた.3T の全身用MRI 装置(Excite, GE Medical Systems) で撮影し,シーケンスはGRE 型EPI を用いた.【結果】咀嚼しない試行と比較し、咀嚼する試行では平均反応時間が有意に短くなった.しかしながらANT のスコア(alerting effect とconfl ict effect)には変化がなかった.一方で,fMRI の画像を解析すると,alerting network では左下前頭回に,executive network では右下頭頂葉において咀嚼しない時に比べ咀嚼時に顕著な活性がみられた. 【結論】下前頭回は焦点的注意に関係し,頭頂葉の下方は注意の調整に関わっていることがわかっている.よって,本実験の結果は咀嚼が脳の注意に関連する部位の活動を増加させ,認知を高めていることを示唆している., 第35回日本磁気共鳴医学会大会}, title = {注意ネットワークに対する咀嚼の効果}, year = {2007} }