@misc{oai:repo.qst.go.jp:00068964, author = {松本, 謙一郎 and 永田, 桂 and 楢崎, 美智子 and 池平, 博夫 and 山本, 晴彦 and 安西, 和紀 and 松本 謙一郎 and 楢崎 美智子 and 池平 博夫 and 安西 和紀}, month = {Jun}, note = {【目的】放医研HIMACによる重粒子線がん治療が開始されてから十年以上が経過し、治療を受けた総患者数は既に2500人を超す。しかし重粒子線の照射野やその周囲で生ずるフリーラジカル反応や重粒子線の酸素効果については、依然として十分に理解されていない部分が多い。TEMPOLとGSHの混合溶液に放射線を照射すると発生する活性酸素種との反応によりTEMPOLは対応するヒドロキシルアミンへ還元される。この反応系を用いて重粒子線の照射野および周辺でのフリーラジカル反応を調べた。 【方法】0.1 mMのTEMPOLと1 mMのグルタチオンを含む反応溶液をゼラチンで固め、これに重粒子線を照射した。照射は、C290 MeV/uビーム、コリメーターサイズ:1×1 cm、ブラッグピーク:ファントムの表面から約5 cm、試料表面の照射線量16Gyの条件で行った。照射軌跡にそって、また軌跡から離れた各位置からゼラチンをキャピラリーに吸い取りX-band EPR(JEOL)で測定した。TEMPOLで測定される三本線のうち中央のシグナルの高さを比較した。更にMRIによるフリーラジカル反応の画像化を試みた。 【結果と考察】重粒子線入射表面では、他の部位に比べてフリーラジカル生成が多いものと思われる。ブラッグピーク付近では重粒子線で直接起こるフリーラジカル生成は少ないが、放射化等の影響でフリーラジカル生成が起こる可能性がある。しかしながら重粒子線で直接起こるフリーラジカル生成は、X線と比較した場合極めて少ない。, 第29回日本フリーラジカル学会学術集会・第31回日本過酸化脂質・フリーラジカル学会大会合同学会}, title = {重粒子線照射野およびその周辺におけるフリーラジカル反応の解析}, year = {2007} }