@misc{oai:repo.qst.go.jp:00068930, author = {兼松, 伸幸 and 取越, 正己 and 溝田, 学 and 兼松 伸幸 and 取越 正己 and 溝田 学}, month = {Apr}, note = {【目的】一般的に重荷電粒子線治療システムでは、複雑な機器設定の最適な組み合わせである照射条件を多数準備し、これらを元に個々の治療ビームを形成する。例えば放医研のHIMACでは多種多様な腫瘍に対して線量平坦度や利用効率を確保するために400近い照射条件を管理しなければならない。この研究では、ビーム品質を確保しながら照射条件を削減する方法を提案する。 【方法】ビーム飛程を調整するレンジシフターが平坦照射野の形成条件を複雑にしているので、その機能の一部を照射野形成に影響を殆ど与えない最下流の飛程補償フィルターに委譲する。具体的には、レンジシフターの調整範囲を絞って超過分を飛程補償フィルターの厚さで補うロジックを治療計画装置に組み込んだ。 【結果】現実的な調整範囲設定により既存の照射条件の約3割を削減できた。またペナンブラ特性などのビーム品質が向上することが実験によりわかった。 【考察】飛程補償フィルターは照射条件には含めずに患者と一体の照射対象として扱えることが削減の主要因である。過去データの分析から、副作用となる補償フィルター材料使用量の増加は4%程度と見込まれる。 【結論】補償フィルターに飛程調整機能を加えることで管理データを削減し、さらにビーム品質を向上できる。, 第93回日本医学物理学会学術大会}, title = {飛程補償フィルターを用いた飛程調整による重イオン線治療照射条件の削減}, year = {2007} }