@misc{oai:repo.qst.go.jp:00068894, author = {松本, 良平 and 原田平, 輝志 and 伊藤, 浩 and 藤村, 洋太 and 関, 千江 and 生駒, 洋子 and 前田, 純 and 高野, 晶寛 and 鈴木, 和年 and 須原, 哲也 and 松本 良平 and 原田平 輝志 and 伊藤 浩 and 藤村 洋太 and 関 千江 and 生駒 洋子 and 前田 純 and 高野 晶寛 and 鈴木 和年 and 須原 哲也}, month = {May}, note = {【背景】NMDA受容体は、精神疾患の病態生理において重要な役割を果たしていると考えられているが、生体におけるNMDA受容体の画像化が可能な放射性リガンドは殆ど無い。我々は、NMDA受容体のアンタゴニストである7-choloro-4-hydorxy-3-[3-(4-methoxybenzyl) phenyl]-2(1H)-quinolone (L-703,717)をプロトレーサー化したAcetyl-[11C] L-703,717が脳内へ移行することをラットにおいて確認した。本研究では、Acetyl-[11C] L-703,717を用いてヒト脳内におけるNMDA受容体のPETによる測定を試みた。 【方法】健常男性6名に対し、Acetyl-[11C] L-703,717を624-851 MBq投与し、90分間のダイナミックPET撮像を行なった。関心領域は、大脳皮質、小脳、大脳白質に設定し、40-90分のArea under the curve(AUC)を用いて大脳白質を参照領域としてリガンド結合能(Binding Potential: BP)を求めた。 【結果】脳内放射能はリガンド投与の約40分後には平衡に達した。40分後における脳内へのリガンドの取り込みは投与量の0.00028−0.00065 %であり、部位別では小脳で最も高く、白質で最も低かった。また、小脳のAUC値は大脳皮質や白質のAUC値より高く、小脳は大脳皮質に比して約2倍のBP値を示した(小脳:2.20 ± 0.72、大脳皮質:1.05 ± 0.45)。 【結論】Acetyl-[11C] L-703,717のヒトにおける脳内への移行は低かったが、小脳においてAUCとBPが高値を示した。これはラットによる先行研究とよく一致し、Acetyl-[11C] L-703,717を用いたPETによるヒト脳内NMDA受容体の評価の可能性が示唆された。, 分子イメージング学会 設立総会}, title = {Acetyl-[11c]L-703,717およびPETによるヒト脳内NMDA受容体グリシン結合部位の測定}, year = {2006} }