@misc{oai:repo.qst.go.jp:00068873, author = {中田, 章史 and 穐山, 美穂 and 柿沼, 志津子 and 島田, 義也 and 吉田, 光明 and 中田 章史 and 穐山 美穂 and 柿沼 志津子 and 島田 義也 and 吉田 光明}, month = {Nov}, note = {マウス胸腺リンパ腫では主に15番トリソミーが特徴的な染色体異常として知られ,また,近年のLOH (loss of heterozygosity; ヘテロ接合性消失) 解析から,さまざまな染色体領域での欠失が報告されている.特に第11と12番染色体でLOHが高頻度に認められており,これらの欠失領域にリンパ腫発生に関与する癌抑制遺伝子の存在が示されている.本研究ではX線で誘発されたC57BL/6 (B6)マウス 21例,C3H 3 例, F1 (B6 x C3H) 2 例,計26例の胸腺リンパ腫における染色体異常の再評価を行った.その結果,主な染色体異常として第15番染色体のトリソミーあるいは部分トリソミーが16例(62%)に認められた.次いで第12番染色体の不均衡型転座による末端領域の欠失が11例(46%),第11番染色体の動原体近傍の介在欠失が 7 例(27%)にそれぞれ確認された.また,F1マウスに発生した胸腺リンパ腫におけるLOHと染色体の解析から,第11と12番染色体のLOHの生成機構を調べた.その結果,これらの染色体領域に高頻度に認められるLOHは染色体の欠失型構造異常によって誘発されることが判明した.さらに,第15番染色体の部分トリソミーは第12番染色体との不均衡型の転座が原因であることが示唆された.本研究で観察された第15番染色体の部分トリソミーと第11,12番染色体の欠失型構造異常は、自然発症や化学誘発の胸腺リンパ腫では見られないことから,X線誘発に特異的な染色体異常の可能性が考えられる., 染色体学会第57回年会}, title = {X線誘発マウス胸腺リンパ腫における染色体異常の解析}, year = {2006} }