@misc{oai:repo.qst.go.jp:00068857, author = {萩原, 亜紀子 and 中山, 文明 and 浅田, 眞弘 and 須藤, 誠 and 鈴木, 理 and 今村, 亨 and 明石, 真言 and 川名 亜紀子 and 中山 文明 and 須藤 誠 and 明石 真言}, month = {Sep}, note = {【背景】 ヒト Fibroblast Growth Factor (FGF)は現在22種類知られており、血管新生、創傷治癒など多様な生命現象に対する生理的な機能を有することから、種々のFGFが薬剤として臨床応用の段階に至っている。FGF1は、Keratinocyte Growth Factor Receptor (KGFR)を含むすべてのFibroblast Growth Factor Receptor (FGFR)に反応し多くの機能を有する。しかしながら、放射線障害の治療薬として、その有効性に関する報告は多くない。【目的】 放射線小腸障害時におけるFGF1の効果及びその投与条件を評価する。【方法】 さまざまな投与条件でFGF1のBalb/cマウス腹腔投与を行い、8 Gy γ線全身照射後のCrypt Regeneration Assayにて、空腸Cryptの再生を評価した。照射後24時間の空腸組織をTUNEL法で染色し、Apoptosisを評価した。さらに、LD50/6を算出し、組織学的検討を行った。【結果】 Crypt Regeneration Assayにて、FGF1投与によりクリプト再生の著明な改善が認められた。使用した最大量100μgが最も有効だった。FGF1投与は照射後の投与でも有効だった。FGF1は、CryptにおけるApotosisも有意に抑制した。LD50/6は11.5 Gyで、FGF1投与で大きな改善は認められなかったが、組織学的に空腸の障害はFGF1投与群の方が明らかに軽度だった。【考察】 FGF1が量依存性に、放射線小腸障害の改善に効果を発揮することが示された。Balb/cマウスにおいて、LD50/6に大きな改善が認められなかったが、組織学的に空腸組織障害の改善が認められた。今後、さらに多量のFGF1投与の実施、FGF1の効果持続のための改良を行い、検討をすすめたい。, 日本放射線影響学会 第49回大会}, title = {FGF1の放射線小腸障害に対する防護効果について}, year = {2006} }