@misc{oai:repo.qst.go.jp:00068839, author = {古澤, 佳也 and 取越, 正己 and 大野, 由美子 and 鈴木, 雅雄 and 鵜澤, 玲子 and 小池, 幸子 and 大町, 康 and 小西, 輝昭 and 安藤, 興一 and その他 and 古澤 佳也 and 取越 正己 and 大野 由美子 and 鈴木 雅雄 and 鵜澤 玲子 and 小池 幸子 and 大町 康 and 小西 輝昭 and 安藤 興一}, month = {Jan}, note = {X線ビームをスリットで非常に細く形成し、これを一定の間隔で取り出したマイクロプラナービームを用いて癌の治療に応用しようとする研究がある。Dilmanian FA, et al., PNAS 103, 9709-, (2006), Miura M, et al., BJR 79, 71-, (2006)  我々はSpring-8の白色X線回折ラインBL28B2に於いて、20?m幅のスリットを200?m間隔で10段重ねたマルチスリットを用いてマイクロプラナービームを得、全幅2mmの中に存在する10本のマイクロビームの束をさらに2mmステップで5段重ねて合計10 mm幅のビームを照射に用いた。マイクロプラナービームの腫瘍内分布を確かめるため、増殖遅延測定で用いるものと同じ腫瘍で、DNA二本鎖切断の分布をγH2AXの組織免疫染色で確認し、綺麗な帯状の照射領域が確認できた。  マウスは放医研生産のC3Hマウスを用い、照射8日前に下肢に1x106細胞の繊維肉腫NFSa細胞を移植し(腫瘍増殖抑制評価用)、または脱毛処理を行い(皮膚障害評価用)、照射の数日前に播磨学園都市まで空輸した。線量はピーク値で200〜1600Gy(腫瘍全体の平均値ではその1/8)の照射を腫瘍部分全体に、または同等領域の正常皮膚に行い、北里大学(青森)に空輸して腫瘍サイズの経時的変化を観察し、腫瘍体積が照射時の5倍(200→1000mm3)になるまでの日数を求め、非照射群に対する増殖遅延の日数を線量ごとに比較した。この増殖遅延時間は線量と共に増加し、800Gy照射群では6日、1600Gy照射群では18日の遅延が認められた。また皮膚反応をスコアリングし、その経時的変化を観察して正常組織障害を評価した。皮膚反応スコアも照射線量と共に増加し、2週間後にスコアが2.5を越す(湿性皮膚炎)は1200Gy以上で観察された。この結果をγ線による治療効果比(腫瘍増殖抑制:正常組織反応)として比較すると、現在のところ大きな差は見られていない。, 第20回日本放射光学会年会・放射光科学合同シンポジウム}, title = {マイクロプラナービームによるマウス腫瘍増殖抑制効果}, year = {2007} }