@misc{oai:repo.qst.go.jp:00068833, author = {関, 千江 and 伊藤, 浩 and 一宮, 哲哉 and 荒川, 亮介 and 生駒, 洋子 and 前田, 純 and 高野, 晶寛 and 高橋, 英彦 and 鈴木, 和年 and 菅野, 巖 and 須原, 哲也 and 関 千江 and 伊藤 浩 and 一宮 哲哉 and 荒川 亮介 and 生駒 洋子 and 前田 純 and 高野 晶寛 and 高橋 英彦 and 鈴木 和年 and 菅野 巖 and 須原 哲也}, month = {May}, note = {【目的】ドーパミントランスポーター(DAT)は脳内ドーパミン調節に重要な役割を担っている。本研究ではDATへ高い選択性を持つPETリガンド[11C]PE2Iの非侵襲的定量評価法の確立を目的として、動脈血採血を必要としない参照領域を用いた解析法(レファレンス法)の比較検討を行った。 【方法】6人の健常成人男性を対象に、[11C]PE2I(197-230MBq, 644-1104GBq/µmol)静注後90分のdynamic PET収集を行った。PET計測中は頻回動脈採血を行い、全血、血漿の放射能濃度測定および代謝物分析を行って入力関数を得た。MRI画像を用いて線条体、中脳、視床、小脳、大脳皮質などに関心領域(ROI)を設定しdynamic PETデータから時間放射能曲線(TAC)を得た。各ROIのTACと動脈血の入力関数を用いたコンパートメントモデル解析とLogan plot法を行いdistribution volume (Vd)を求め、DATが無い小脳を参照領域として、その他のROIのdistribution volume ratio(DVR)を算出した。一方、レファレンス法としてoriginal multilinear reference tissue model (MRTMo)とsimplified reference tissue model(SRTM)を適用した。各方法とも小脳を参照領域としてROI毎のDVRを求め、動脈血を入力関数として求めたDVRと比較した。さらに、レファレンス法の妥当性についてシミュレーションでの検討を行った。 【結果および考察】[11C]PE2Iは線条体に最も高く集積し、次いで中脳、視床の順に高い集積をみとめた。中脳と視床のLogan plot法によるDVRはそれぞれ1.53 ± 0.25 1.25 ± 0.13であった。参照領域である小脳での動態は2-compartment modelよりも3-compartment modelでよく再現できた。シミュレーションにおいては参照領域での動態が3-compartment modelであると、双方のレファレンス法ともDVRが高い領域ではDVRをより過小評価する傾向がみられた。MRTMoによる線条体外領域のDVRはLogan plot法によるDVRとよい相関を示した(y=0.90x+0.08, r=0.97)。 【結論】[11C]PE2Iの結合が少ない線条体外領域では[11C]PE2Iの結合はMRTMoによって評価できることが示唆された。線条体外のDATについては精神疾患との関係が最近注目されており、今後の臨床応用において非侵襲な定量評価法であるMRTMoは有用であると考えられた。, 分子イメージング学会 設立総会}, title = {脳内ドーパミントランスポーターリガンド[11C]PE2Iの定量評価法の検討}, year = {2006} }