@misc{oai:repo.qst.go.jp:00068688, author = {甘崎, 佳子 and 平野, しのぶ and 柿沼, 志津子 and 山内, 一己 and 西村, まゆみ and 今岡, 達彦 and 小林, 芳郎 and 島田, 義也 and 甘崎 佳子 and 坂入 しのぶ and 柿沼 志津子 and 山内 一己 and 西村 まゆみ and 今岡 達彦 and 島田 義也}, month = {Sep}, note = {【目的】我々の生活環境には、タバコ、食物、大気汚染物質など様々な発がん要因が存在する。従ってヒトの放射線被ばくによる発がんリスクも、放射線単独ではなくそれらとの複合影響の結果としてとらえる必要がある。本研究では、X線とエチルニトロソウレア(ENU)との同時複合曝露によって誘発したマウス胸腺リンパ腫(thymic lymphoma:TL)について、発生率とがん抑制遺伝子Ikarosの変異を解析した。 【材料と方法】B6C3F1♀マウスに、4週齢から7週齢にかけてX線(0.2, 0.4, 0.8, 1.0Gy)を週1回(計4回)照射し、同時期にENU(50, 100, 200ppm)を飲料水として4週間投与してTLを誘発して発生率を調べ、得られたTLについてIkarosの変異解析を行った。 【結果】1)TL発生率は、X線曝露群では0.4Gy、ENU投与群では50ppmに閾値を持ち、線(用)量依存的に増加した。同時複合曝露群では、単独曝露群での閾値線量と用量の組み合わせでは0%だったが、高線量、高用量の組み合わせでは相乗的に増加した。2)Ikarosに変異を持つTLは、X線照射群では45%(57/128)、ENU投与群では30%(16/54)、同時複合群では48%(40/83)であった。TLにおけるIkarosの点突然変異の割合は、X線照射群では27%(34/128)、ENU投与群では24%(13/54)であったが、同時複合曝露群では46%(38/83)と大幅に増加した。点突然変異のスペクトラムは、X線照射群ではG→A、ENU投与群ではT→Cへの変化が多かったが、同時複合群ではこれらに加えG→Tの変異が増加した。以上の結果から、高線 (用)量での同時複合曝露においては、Ikarosの点突然変異の増加によりTL発生が相乗的に促進されたことが示唆された。, 第49回日本放射線影響学会}, title = {放射線と化学物質の同時複合曝露によるマウス胸腺リンパ腫の発生とIkarosの変異解析}, year = {2006} }