@misc{oai:repo.qst.go.jp:00068676, author = {古川, 章 and 南久松, 眞子 and 早田, 勇 and 古川 章 and 南久松 眞子 and 早田 勇}, month = {Sep}, note = {われわれは、低線量放射線の影響研究への利用と被ばく事故時の緊急対応への応用を目指して、放射線により生じる二動原体染色体を、大量のスライドグラス標本を走査して自動的に検出する全自動光学顕微鏡と画像認識コンピュータからなるシステムを試作してきた。 そのうち、メタフェーズファインダは自動顕微鏡と画像処理装置を組み合わせて血液中の白血球のうち分裂中のものを自動的に検出する装置であり、染色体を顕微鏡で観察し、異常な二動原体染色体の出現率を求める被曝線量測定法の前段階として用いられる。 われわれが開発したメタフェーズファインダはすでに国内6カ所と海外1カ所において使用されているが、さらなる改良も同時に進めている。今回、われわれはmorphology処理をより拡張して使う同装置を製作したので報告する。従来の我々の装置では2値化した後の画像のみにmorphology処理を施していたが、今回はその前の濃淡画像にも使用した。その結果、従来はできなかった、閾値と同程度に薄く染まった細胞核を染色体と分離することができるようになった。 4枚のスライドグラス標本のそれぞれ10mm×5mmの領域を、このメタフェーズファインダと人間の熟練した細胞遺伝学者が別々に観察した後で照合した結果、スライドの染色状態によっても異なるが、同装置が明らかにメタフェーズでないものを選んだのはおおむね1.3〜7.5%程度となり、また同装置で検出できず細胞遺伝学者のみが検出した細胞は10〜27%となったが、そのほとんどは装置の基準に当てはまらない(「面積」が足りない、「濃度」が薄すぎる、など)ものであった。  また、多数の判定者が一致した判定結果を出せるように、正常・異常な染色体をデータベース化して表示する「トレーニングソフト」も完成した。, 日本放射線影響学会第49回大会}, title = {生物学的線量推定のための染色体自動解析システムの改良}, year = {2006} }