@misc{oai:repo.qst.go.jp:00068673, author = {西村, まゆみ and 今岡, 達彦 and 柿沼, 志津子 and 大町, 康 and 山口, 悠 and 山下, 聡 and 牛島, 俊和 and 島田, 義也 and 西村 まゆみ and 今岡 達彦 and 柿沼 志津子 and 大町 康 and 山口 悠 and 島田 義也}, month = {Sep}, note = {乳がんは原爆被爆者の疫学データが示すように、放射線による発がんリスクが高い臓器である。しかし動物実験において放射線による発がんメカニズムに関わるがん関連遺伝子および変異は未だ同定されていない。昨年の本大会において、遺伝子のプロモーター部位におけるメチル化に注目し、1)ヒト乳癌においてメチル化が報告されている遺伝子で、特に増殖、細胞接着に関係するCdh1, Apc, Cdkn2a、およびヒトでの報告はないが、女性ホルモン受容体遺伝子の転写に関与しているCitedについてはがん特異的なメチル化は観察されなかったこと。2)膜型トランスポーターの一つであるSlc7a10が乳がんでのみメチル化されていることを報告した。膜型トランスポーターは、糖やアミノ酸などの栄養素の供給、重金属の排泄、膜電位の形成などいくつかの重要な細胞機能に関与している。近年、一部のトランスポーターの発現は、がん抑制遺伝子であることが明らかとなりつつあり注目されはじめている。  本研究では、種々の因子(ガンマ線、炭素線,MNU、PhIP)により誘発したラット乳がんにおいて、膜型トランスポーターの発現をマイクロアレーでスクリーニングし、正常乳腺と比較して発現が変化しているトランスポーター、特にSlcファミリーに注目し、プロモーター領域のメチル化の検討を行った。その結果、Slc7a10は、MNUやPhIPで誘発した乳腺腫瘍では高度にメチル化していたが、ガンマ線や炭素線で誘発した腫瘍および自然発生腫瘍のメチル化は低レベルであることが明らかとなった。すなわち、メチル化の程度は、発がん物質に依存していることが示唆された。現在、CpG islandsを持つ、その他のSlcについて検討している。, 第49回大会}, title = {ラット乳がんにおける膜型トランスポーターのメチル化}, year = {2006} }