@misc{oai:repo.qst.go.jp:00068665, author = {野口, 実穂 and 于, 冬 and 平山, 亮一 and 二宮, 康晴 and 関根, 絵美子 and 安藤, 興一 and 岡安, 隆一 and 野口 実穂 and 于 冬 and 平山 亮一 and 二宮 康晴 and 関根 絵美子 and 安藤 興一 and 岡安 隆一}, month = {Sep}, note = {目的】Hsp90阻害剤17AAGは単独でも抗腫瘍効果を持ち、放射線や他の化学療法剤と組み合わせることでさらに高い抗腫瘍効果が報告されている薬剤である。17AAGによる放射線増感のメカニズムとして細胞増殖抑制やアポトーシス増強等が示されているが、さらに別なメカニズムが存在する可能性がある。そこで我々は放射線による細胞死の主原因であるDSBに焦点を当て、17AAGがDSB修復機構に影響を与えるかどうかを検討した。 【方法】ヒト前立腺癌細胞株DU145、ヒト肺扁平上皮癌細胞株SQ-5に100nM 17AAGを37℃、24時間処理した。DSBの検出はconstant field gel electrophoresisにより行った。X線20Gy照射後、37℃で6時間まで修復させた。さらにDSB修復に関わるタンパク質(DNA-PKcs、Ku80、Ku70、Rad51、Rad52)のwestern blottingを行った。また免疫染色法によりX線2Gy照射後のRad51 focus形成を調べた。 【結果および考察】放射線照射後のDSB修復は17AAG処理によりDU145、SQ-5細胞ともに阻害され、DU145細胞では照射後2時間で2.4倍、6時間で3.3倍、SQ-5細胞では2時間で1.7倍、6時間で2.3倍の修復阻害が見られた。また17AAG処理によりHRRに関与するRad51の発現量が17AAGの濃度、投与時間依存的に減少し、さらに放射線照射後のRad51focus形成も阻害され、DU145細胞においてX線単独では照射後2時間でRad51 foci数が最大になったが、17AAG処理群では2時間ではfocusは見られず、focus形成に遅れが見られた。さらにSQ-5細胞においても同様な傾向を得た。今回の結果から17AAGの放射線増感にはRad51のdegradationに起因したhomologous recombination repairの阻害が大きく影響していると考えられる。, 日本放射線影響学会第49回大会}, title = {DNA二重鎖切断修復に対するHsp90阻害剤17AAGの影響}, year = {2006} }