@misc{oai:repo.qst.go.jp:00068659, author = {塩見, 尚子 and 野代, 勝子 and 鬼頭, 靖司 and 増村, 健一 and 能美, 健彦 and 塩見, 忠博 and 塩見 尚子 and 野代 勝子 and 鬼頭 靖司 and 増村 健一 and 能美 健彦 and 塩見 忠博}, month = {Sep}, note = {体細胞と雄性生殖細胞における突然変異発生率の差異を明らかにするため,突然変異検出用のトランスジェニックマウスを用い、同一遺伝子における自然およびX線誘発突然変異頻度を両細胞で測定した。用いたトランスジェニックマウスはgpt-deltaマウスで,突然変異検出の標的遺伝子として大腸菌由来のgpt遺伝子を細胞あたり約80コピー有しており、塩基置換等の小さな変化の突然変異の検出に適している。  昨年度の本学会では、体細胞(胎児および脾臓細胞)および雄性生殖細胞(減数分裂前の精原幹細胞)における自然およびX線誘発突然変異頻度について発表した。体細胞における自然突然変異頻度は,1.04 x 10-5で、1, 2.5, 5 Gy照射後の突然変異頻度は、1.50, 2.43, 3.46 x 10-5だった。  今年度は減数分裂後の精細胞におけX線誘発突然変異頻度を測定し、体細胞および生殖細胞(減数分裂前後の精原幹細胞および精細胞)におけるX線誘発突然変異頻度を比較検討した。精細胞における突然変異発生率を求めるため,非照射、 2.5, 5Gy照射した雄マウスから照射後14日目に精子を採取しDNAを精製して突然変異頻度を測定した。この条件で採取した精子の大部分は、精細胞(spermatid)期にX線照射されていると考えられる。自然突然変異頻度は、0.36 x 10-5で、精細胞期に2.5, 5 Gy照射した精子における誘発突然変異頻度は、それぞれ0.60, 1.03 x 10-5であり精原幹細胞期照射で得られた誘発突然変異頻度(0.58, 1.05 x 10-5)とほぼ同程度であった。このことはX線誘発突然変異頻度が減数分裂の前後でほぼ同程度であることを示している。雄性生殖細胞(精原幹細胞および精細胞)における自然および誘発突然変異頻度は、体細胞の約3割程度と低かった。雄性生殖細胞の塩基除去修復活性は体細胞より高いという報告があるので,この高い塩基除去修復活性が塩基置換等の突然変異発生を抑制したものと考えられる。, 日本放射線影響学会第49回大会}, title = {生殖細胞と体細胞における自然および放射線誘発突然変異発生率の比較研究 2.精細胞期照射における放射線誘発突然変異}, year = {2006} }