@misc{oai:repo.qst.go.jp:00068642, author = {石井, 洋子 and 辻, 秀雄 and 東, 智康 and 巽, 紘一 and 古瀬, 健 and 久保, ゑい子 and 野田, 攸子 and 石井 洋子 and 辻 秀雄 and 東 智康 and 巽 紘一 and 古瀬 健 and 久保 ゑい子 and 野田 攸子}, month = {Sep}, note = {我々は、Rag2欠損、scid、およびRag2欠損scid二重変異マウスを用いて胸腺リンパ腫の発生に働くがん遺伝子Notch1の変異を調べ、Rag依存性不正V(D)J組換え、およびRag非依存性微小相同配列対合末端結合の2経路により変異することを報告した。今回、胸腺リンパ腫を早期に自然発生するAtm欠損マウスにおいてもRag2が関与するかを検討したので報告する。[材料および方法]Atm欠損(C3H)とRag2欠損 (BALB/c)マウスの交配によって得られた野生系統、Atm欠損、Rag2欠損およびRag2Atm二重欠損マウス、各群50匹以上を非照射あるいは2Gyの放射線で照射し、胸腺リンパ腫の発生を調べた。サザン法およびゲノムPCRによりNotch1遺伝子の変異頻度および変異様式を解析した。[結果および考察]野生系統、Rag2欠損、Atm欠損、Rag2Atm二重欠損マウスにおける胸腺リンパ腫の発生頻度は、放射線照射によりそれぞれ自然頻度0%から0%、39%から41%、74%から82%、55%から67%と増加したが、いずれにおいても照射による増加に有意差は認められなかった。Rag2欠損マウスは自然および放射線誘発胸腺リンパ腫を好発した。Atm欠損マウスにおける放射線誘発胸腺リンパ腫の頻度はRag2Atm二重欠損マウスと同等であったが、カプランマイヤー法で比較すると、Atm欠損マウスの腫瘍発生はRag2Atm二重欠損マウスに比べ明らかに早かった。以上より、Atm欠損マウスの胸腺リンパ腫発生経路に、Rag依存性経路とRag非依存性経路が存在すると推定された。放射線誘発胸腺リンパ腫におけるNotch1遺伝子の変異頻度は、Rag2、Atm、およびRag2Atm二重欠損マウスでそれぞれ30%、56%、46%であり、Rag2欠損マウスで低い傾向があった.変異様式の解析により変異誘発におけるAtm遺伝子の関与を報告する., 日本放射線影響学会第49回大会}, title = {Atm欠損マウスにおける胸腺リンパ腫の発生経路}, year = {2006} }