@misc{oai:repo.qst.go.jp:00068613, author = {石井, 洋子 and 荻生, 俊昭 and 西村, まゆみ and 島田, 義也 and 辻, 秀雄 and 石井 洋子 and 荻生 俊昭 and 西村 まゆみ and 島田 義也 and 辻 秀雄}, month = {Nov}, note = {SCIDマウスはDNA-PKcsの突然変異によるC末端一部欠失のためDNA二重鎖切断修復能が低く、放射線高感受性である。また、放射線照射したSCIDマウスは早期に高率に胸腺リンパ腫を発生して死亡するために他の腫瘍発生がみられない。SCIDマウスにおいて放射線発がんの有無を調べるために、骨髄移植によって胸腺リンパ腫発生を抑制し、それぞれの腫瘍発生を同じ処理をした野生型マウスと比較した。[材料および方法]一群50ないし100匹のC.B-17 SCID雌マウスと野生型雌マウスをそれぞれ8週令で0, 0.5, 1, 3Gy の137Cs gamma線を全身照射し、照射後30分以内に一匹あたり10E7個の非照射野生型雄マウスの骨髄細胞を尾静脈注射したのち、SPF環境下で終生飼育した。骨髄細胞、胸腺細胞の置換率は、移植後8週目と死亡時に、Y染色体をもつ骨髄と胸腺(リンパ腫)細胞の割合をFISH法を用いて求めた。[結果および考察]SCIDマウスにおいて3Gy照射直後に移植した野生型骨髄の置換率は高く、平均生存期間は照射していないSCIDマウスの群より長くなった。しかし同じ処理をした野生型と比較して固形腫瘍の発生は極度に抑制された。SCIDマウスでは0.5Gy, 1Gyそれぞれの照射後の骨髄移植でほとんどの胸腺リンパ腫の発生が抑制され、前照射0Gyの群でも骨髄は部分的に置換されて胸腺リンパ腫の抑制効果がみられた。しかし、固形腫瘍の発生率ならびに潜伏期間については、野生型と同じであるか、またはそれよりも発生が抑えられていた。以上より、SCIDマウスの胸腺以外の組織の腫瘍発生は野生型マウスとほとんど同じであると結論した。従ってDNA-PK活性が関与しているDNA二重鎖切断の際に起きる非相同的末端結合(NHEJ)は、固形腫瘍の発生には関与しない可能性がある。, 第48回大会}, title = {骨髄移植により胸腺リンパ腫の発生を抑制されたSCIDマウスにおいて固形腫瘍が発生するか}, year = {2005} }