@misc{oai:repo.qst.go.jp:00068548, author = {近森, 穣 and 石原, 弘 and 田中, 泉 and 藤森, 亮 and 石原, 文子 and 鈴木, 桂子 and 近森 穣 and 石原 弘 and 田中 泉 and 藤森 亮 and 石原 文子 and 鈴木 桂子}, month = {Dec}, note = {ほ乳類細胞において放射線照射後、多数の転写制御蛋白質をコードする遺伝子が初期応答し、放射線による損傷の軽減化や回復に寄与することが予想されている。そして、低LET放射線により多種多様なラジカル物質の媒介するシグナル伝達が細胞内で行われ、初期応答遺伝子の発現が誘導されると考えられる。そのため、このシグナル伝達の分子機構の解析は、生体の放射線障害機構を明らかにするのみならず、障害を修飾する生体制御技術の開発に有用であると期待される。今回、我々はヒトとマウスにおいて共通性の高い放射線応答機構を明らかにするために、4GyのX線照射によりヒト繊維芽細胞において誘導することがHiCEP法により同定された遺伝子群について、RAW264.7細胞を用いて遺伝子の放射線応答性を分析し、特にFra2遺伝子に注目した。Fra-2はFOSファミリー遺伝子の一つであり、胎生期における全組織において発現し、軟骨形成において重要な役割を果たすことが報告されている。我々はreal-time RT-PCR法により、照射4時間後に内在性のfra2遺伝子発現が約2.3倍に増幅することを明らかにした。さらに、ルシフェラーゼアッセイによりfra2遺伝子の上流領域のプロモーター活性を測定した。fra2遺伝子の転写開始点上流の-370から+320付近の領域を調べたところ、照射して4時間後に約1.9倍のルシフェラーゼRNAの発現増加および約6倍のルシフェラーゼ活性の亢進が示された。今後、放射線応答に寄与するfra2遺伝子の上流領域の塩基配列についてのレポーター遺伝子解析の結果も併せ報告する予定である。, 第28回日本分子生物学会年会}, title = {放射線応答性を示すfra2遺伝子の発現機構}, year = {2005} }