@misc{oai:repo.qst.go.jp:00068543, author = {鈴木, 桂子 and 田中, 泉 and 榑松, 文子 and 薬丸, 晴子 and 伊古田, 暢夫 and 石原, 弘 and 鈴木 桂子 and 田中 泉 and 槫松 文子 and 薬丸 晴子 and 伊古田 暢夫 and 石原 弘}, month = {Nov}, note = {Heme oxygenase-1 (HO-1)は、種々の刺激により転写活性化される遺伝子で、細胞保護に働くと言われている。我々は、昨年の本学会でcaffeic acid phenethyl ester (CAPE) がmacrophage細胞において強力にHO-1遺伝子の転写活性化を誘導することを示した。今回、CAPEなどのcaffeic acid誘導体およびcurcuminなどのferulic acid誘導体と、抗酸化物質であるcysteamineとの比較を行なった。[方法]マウスmonocyte-macrophage株であるRAW 264.7細胞のRNAを調製し、RNAからreverse transcriptaseによりcDNAを合成した。このcDNAを用いて、real-time PCRを行ない細胞中のmRNAの量の変化を測定した。[結果] RAW 264.7細胞をCAPE(2μM)で処理すると、HO-1遺伝子のmRNAが顕著に増加した。HO-1のmRNA量はCAPEを加えた4時間後最大となり、その2時間後には有意に減少した。一方antioxidantであるcysteamineもRAW 264.7細胞においてHO-1遺伝子の転写を活性化した。しかし、10 mMという高濃度を必要とし活性化の程度はCAPEに比べはるかに低かった。次に、caffeic acid ethyl esterおよび ferulic acid誘導体であるcurcuminとethyl ferulateの活性化を調べたところ、CAPEと同じ濃度(2μM)で活性化が見られた。また、ヒト肝臓ガン細胞HepG2とマウスmacrophage細胞J774.1を比較したところ、CAPEはJ774.1ではHO-1遺伝子の転写を活性化したが、HepG2では活性化は見られなかった。 [結論]以上の結果から、CAPEはmacrophage特異的にHO-1を活性化することがわかった。また、macrophage におけるCAPE等によるHO-1遺伝子の転写活性化は、cysteamineとは異なる機構によると想像される。, 日本放射線影響学会第47回大会演題登録}, title = {Caffeic acid誘導体およびferulic acid誘導体によるmacrophageのHO-1遺伝子活性化。Cysteamineとの比較}, year = {2004} }