@misc{oai:repo.qst.go.jp:00068424, author = {荻生, 俊昭 and 西村, まゆみ and 石田, 有香 and 大町, 康 and 樋野, 興夫 and 辻, 厚至 and 原田, 良信 and 今井, 高志 and 荻生 俊昭 and 西村 まゆみ and 石田 有香 and 大町 康 and 樋野 興夫 and 辻 厚至 and 原田 良信 and 今井 高志}, month = {Oct}, note = {LECラットは、遺伝性の劇症肝炎が自然発症する突然変異系統で、ラットAtp7b遺伝子に約900bpの欠失が見つかり、この遺伝子の異常により、銅が肝臓に蓄積し、劇症肝炎が発症するものと考えられている。このラットはまた、免疫不全を有し、放射線高感受性であることも知られている。林らは、LECラットの放射線感受性は単一の常染色体上の劣性遺伝子によって制御されることを報告した。 我々は、放射線感受性を解析するために、まず、LECラットとF344ラットとの交雑BC1ラットで、放射線感受性とLEC肝炎原因遺伝子の間の連鎖解析を行った。しかし、放射線感受性と劇症肝炎の間には有意な連鎖はなかった。また、BC1戻し交配ラットでは放射線感受性ラットと放射線抵抗性ラットの分離比は約2:1であったことから、複数の遺伝子によって制御されている可能性が示唆された。次にLECラットの放射線感受性遺伝子を分離するために、F344ラットのcongenic系統の樹立を試みた。各戻し交配世代ラットの中から感受性遺伝子が導入された個体を選別するために、各世代のラットをLECラットと交配し、得られた子供に4.5GyのX線を照射し、30日以内に約半数の仔が死亡した親を遺伝子キャリアーラットと判定し、戻し交配に用いた。4.5GyはLECラットでは100%致死、F344ラットでは100%生存する線量である。その後、第4番染色体の特定領域に連鎖があることが判明したため、感受性遺伝子ヘテロマウスの選別に、ゲノムの遺伝子型解析を併用した。Congenic系統は2003年7月の段階でまだ樹立されてはいないが、戻し交配は16世代を超えており、導入されたラット第4番染色体のゲノム領域は1Mbの範囲まで狭まっている。現在、ヘテロ同士を交配して、感受性遺伝子ホモ系統を作成する段階になっている。, 日本放射線影響学会第46回大会}, title = {LECラットの放射線感受性}, year = {2003} }