@misc{oai:repo.qst.go.jp:00068420, author = {呉, 健羽 and 森明, 充興 and 本郷, 悦子 and 東, 智康 and 岡本, 正則 and 河野, 明広 and 山内, 正剛 and 入谷, 理一郎 and 大町, 康 and 根井, 充 and 呉 健羽 and 森明 充興 and 本郷 悦子 and 東 智康 and 岡本 正則 and 河野 明広 and 山内 正剛 and 入谷 理一郎 and 大町 康 and 根井 充}, month = {Nov}, note = {放射線の継世代影響はマウス等の実験動物では確認されているが、ヒトでは確認されていない。実験動物を用いた継世代影響解析の結果からヒトに外挿する手法や直接ヒトの継世代影響を測定する方法の開発が求められている。我々は、照射雄親と非照射雌親及びその交配で得た仔マウス等のDNA塩基配列を解読し、DNA塩基配列の変化した量を直接測定する方法で、γ線照射マウスの継世代影響を解析した。  照射雄C3Hマウスと非照射雌C57BLマウスを交配して得た約80匹の仔マウス各々からDNAを抽出し、150カ所の平均400bpのSTSマーカーを増幅してdirect sequencingでDNA塩基配列約500万塩基を解読し、誘発突然変異の量を測定して線量効果関係を調べた。direct sequencing は、DNA塩基配列を忠実に決定できること、マウスの系統間ではDNA塩基配列にSNPが存在することから、γ線照射で生じた仔マウスの誘発突然変異が両親のどちら由来かを判定できる有利性がある。雄親マウスへの0,1,2,3Gy照射3週間後に雌マウスと交配した実験の解析では、500万塩基当たり誘発突然変異数は0,1,1,8個(欠失7と塩基変化1)で、3Gyでの誘発突然変異頻度は5.3 x 10-7/bp/Gy又は2.2 x 10-4/locus/Gyであった。この結果は、精子細胞への照射による継世代影響の線量依存性は直線的では無いことを示唆している。この方法は放射線で起こる塩基変化、フレームシフト、欠失等全ての突然変異を定量的に検出できるため、突然変異の特徴や頻度を正確に反映し高感度である。また、遺伝的にヘテロでSNP頻度の高いヒトの継世代影響解析に極めて有効と期待される。, 日本放射線影響学会第47回大会}, title = {Direct sequencingによる継世代影響の解析}, year = {2004} }