@misc{oai:repo.qst.go.jp:00068313, author = {小藤, 久毅 and 賀佐, 信一 and 中山, 智治 and 西澤, 慶介 and 久慈, 智幸 and 伊勢田, 賢一 and 島, 茂樹 and 河村, 日佐男 and 渡部, 輝久 and 小村, 和久 and 河村 日佐男 and 渡部 輝久}, month = {Jul}, note = {(財)日本海洋科学振興財団で開発した漂流式ブイシステム及び曳航式モニタリングシステムに搭載された水中用NaI(Tl)検出器について、海水中の環境γ線解析に必要な検出器の検出効率、応答関数、バックグラウンド等の検出器の諸特性について、また測定環境変化が及ぼす計測データに与える影響を調べた。この水中用NaI(Tl)検出器は100及び150mの水圧に耐えるように設計されたデルリン樹脂製容器に収納されRS232CあるいはRS422データ形式にて連続的なデータを得ることが可能になっている。検出器のバックグラウンド特性は地下トンネル内に設置した鉛遮蔽体において検出器バックグラウンドを測定した。また既知濃度の放射性核種(Sr-85、Cs-137、Co-60、K-40)を添加した水槽において種々のエネルギーのγ線に対する計数効率を測定した。 実環境における測定の結果、接岸した試験船が沖合に移動するに伴い受けていたBi-214の影響が消滅し海上ではK-40と宇宙線に由来する511keVのみの影響を受けるようになり、海中では計数値の急激な減少ともに検出核種はK-40のみとなった。とくに検出器を搭載した曳航体の深度増加に伴い3MeV以上の領域の計数率は指数関数的に減少し、宇宙線寄与の低下が急激に低下することが観察された。また大気由来のRn-222娘核種の影響により0.1〜3MeV領域計数率が降水に応答して上昇した。本測定では海面下4mの検出器に降水の影響を受けており、降水由来核種が波浪等により測定水深まで比較的速やかに混合されることが推測された。しかし、降水イベントに対する降水量と計数率上昇によい対応は見られず、降水中濃度、降水強度、持続時間、そして波浪等混合希釈過程など様々な要因が海水中放射性核種濃度の決定に関与していることが推測された。, 第39回研究発表会}, title = {水中用NaI(Tl)検出器による海洋γ線測定}, year = {2005} }