@misc{oai:repo.qst.go.jp:00068280, author = {松本, 孔貴 and 平山, 亮一 and 佐藤, 眞二 and 佐藤, 幸夫 and 金澤, 光隆 and 富谷, 武浩 and 辻井, 博彦 and 安藤, 興一 and 古澤, 佳也 and 松本 孔貴 and 平山 亮一 and 佐藤 眞二 and 佐藤 幸夫 and 金澤 光隆 and 富谷 武浩 and 辻井 博彦 and 安藤 興一 and 古澤 佳也}, month = {Nov}, note = {【背景・目的】培養細胞や実験動物を用いた実験でγ線やX線には線量率効果が見られ,線量率を低くすると放射線の効果が小さくなることが報告されている(Joel S et al, 1973)。例えば細胞の生存率では線量率が約0.2 Gy/hr 〜 60 Gy/hrの範囲で感受性が変化することが確認されている(H P Leenhouts et al, 1990)。しかしながら,重粒子線による線量率効果の有無についての報告はなく、放医研のHIMACを用いた実験でも重粒子線照射の線量率は任意に調整されており,その際の線量率の違いによる影響は議論されていない。今回我々は炭素線を用いてヒト培養細胞に対する重粒子線の線量率効果の有無について検証を行うことを目的とした。 【材料と方法】細胞はヒト唾液腺腫瘍由来細胞であるHSG細胞を用い、Eagle’s MEMに10%FBSとPSを含む培地で対数増殖期である細胞を照射に用いた。放射線は炭素線(290 MeV/u,18 cmφ,LET = 70keV/µm,線量率:0.5、6.0、30、36、150、600 Gy/hrの6種類であった)を用いた。細胞はNUNC スライドフラスコを用い、低線量率(0.5、6.0 Gy/hr)の場合は照射野内に同時に複数のサンプルを並べて照射毎に順次取り出し、高線量率の場合照射線量ごとに逐次照射を行った。 【結果】照射した線量率の範囲で全ての生存率データは同じ曲線上にプロットされ、線量率効果は確認されなかった。また生存率曲線の各パラメータを用いて解析を行ったが,線量率の変化に依存した有意なパラメータ変化は得られなかった。この結果より,炭素線照射では細胞の生存率に関して線量率効果はなく,実験時の線量率の調整は実験データに影響しないものと考えられる。, 日本放射線影響学会第48回大会}, title = {炭素線を用いたヒト培養細胞照射における線量率効果の検証}, year = {2005} }