@misc{oai:repo.qst.go.jp:00068278, author = {松本, 孔貴 and 石川, 顕一 and 野田, 秀平 and 岩川, 眞由美 and 今井, 高志 and 辻井, 博彦 and 安藤, 興一 and 古澤, 佳也 and 松本 孔貴 and 石川 顕一 and 野田 秀平 and 岩川 眞由美 and 今井 高志 and 辻井 博彦 and 安藤 興一 and 古澤 佳也}, month = {Dec}, note = {がんの放射線治療は外科的手術に比べ非侵襲的であり,適応疾患によっては外科手術と同等以上の治療効果を得ることも可能となってきている。治療に用いる放射線は大きくX線と粒子線の2つに分類することができる。粒子線は相対的生物学的効果比(RBE)が高いことから, X線よりも少ない線量で同じ効果を得ることができる。また,線量分布が優れていることから腫瘍周辺の正常組織への障害を軽減できる。 これまでの臨床試行から,悪性黒色腫ではRBEを加味しても粒子線の一種である炭素線の局所制御率がX線より明らかに高いことが解ってきた。しかしながら,この細胞における応答性の違いの原因を遺伝子レベルで調べた報告はない。 今回我々は,悪性黒色腫由来細胞株におけるX線応答と炭素線応答の違いを遺伝子レベルで明らかにすることを目的とし,悪性黒色腫由来細胞株にX線または炭素線を物理線量2Gy照射した。照射1,3時間後,及び非照射の細胞からトータルRNAを抽出し,DNAマイクロアレイを用いて各転写産物の網羅的遺伝子発現解析を行った。 得られた遺伝子発現プロファイルの主成分分析からは,放射線応答の違いが細胞の種類に最も大きく依存し,次いで放射線の種類,照射後の時間の順に依存することが観察された。約5万5千種類のプローブから,X線と炭素線間で統計的に有意差のある発現応答を示す遺伝子を110個見出した。これらは,X線よりも炭素線照射後に大きく発現変化するものが多く,CDKN1A,GADD45B,BAK1など,細胞周期やDNA修復,アポトーシスに関わる遺伝子が含まれていた。, 第28回日本分子生物学会年会}, title = {X線及び炭素線に対するヒト悪性黒色腫由来細胞の放射線応答遺伝子の発現解析}, year = {2005} }