@misc{oai:repo.qst.go.jp:00068261, author = {呉, 健羽 and 臺野, 和広 and 市村, 幸子 and 根井, 充 and 呉 健羽 and 臺野 和広 and 沼田 幸子 and 根井 充}, month = {Nov}, note = {Microarray法などの分子生物学の解析技術の進歩によって、放射線応答遺伝子や放射線感受性に関わる遺伝子の情報が飛躍的に増加している。一方、ヒト遺伝子の解読、mRNAの塩基配列情報の蓄積などによって放射線応答遺伝子転写制御の特徴を調べることが可能になってきた。このような解析は、放射線応答における遺伝子発現ネットワークを理解する上で重要な知見をもたらす。我々は、これまで文献報告されているマイクロアレイを用いたヒトの放射線応答遺伝子データを基に、放射線応答遺伝子の転写制御領域の構造解析を計画した。本年度は特に、基本転写因子として機能するTATA-box, initiator, GC-box,およびCCAAT-boxの頻度を調べた。解析にはSeo,J.S.et al.,Oncogene(2002)21,8521-8528, Cheung, V. G. et al., Genome Res(2003) 13, 2092-2100,およびAmundson, S.A. et al., Oncogene(1999) 18, 3666-3672で報告されているマイクロアレイでーたを用いた。マイクロアレイで示された放射線応答遺伝子の情報から、まずDBTSSを用いて転写開始部位を決定し、次に転写因子解析ソフトMatchを用いて、転写開始部位近傍における基本転写因子を検索した。その結果、放射線応答遺伝子ではTATA-box, initiator, GC-box, およびCCAAT-boxが、それぞれ35.5%、94.90%、88.94%、および44.70%の頻度で検出された。これを通常の遺伝子について同様の方法で解析された結果(Suzuki, Y. et al., Genome Res (2001) 11,677-684)としたところ、TATA-boxについては、有意差が無いものの、放射線応答遺伝子ではCCAAT-boxとGC-boxについては有意差をもって低く(それぞれおよそ20%および8%)、initiatorについては有意差をもっておよそ10%高いことが分かった。以上の結果の意義について遺伝子の機能を考慮して検討を進めている。, 日本放射線影響学会第48回大会第1回アジア放射線研究会議}, title = {放射線応答遺伝子のプロモーターに特徴的な構造の解析}, year = {2005} }