@misc{oai:repo.qst.go.jp:00068241, author = {吉本, 泰彦 and 吉永, 信治 and 吉本 泰彦 and 吉永 信治}, month = {Nov}, note = {【目的】平常時であっても原発周辺の健康リスクの地理的相関研究による見かけ上の増加がしばしば問題とされる。日本の原発は北海道から九州までに分布し、その営業運転開始年も異なる。全リンパ・造血組織悪性腫瘍と非消化器系固形がん死亡率の日本全国の暦年・地域変動の地理的パターンと原発所在地区20市町村の解析を行う。【資料】1972-1997年の市区町村別がん死亡率データ(人口動態統計・国勢調査に基づく男女・死亡時年齢別データ)。部位別の非消化器系固形がん死亡率に加えて、良性を含む中枢神経系新生物死亡率も検討した。【方法】市区町村の死亡率は、その固有の生活環境・習慣以外に、6地方ブロック(北海道・東北、関東、中部、近畿、中国・四国、九州・沖縄)、県、及び二次医療圏の地理的階層による生活圏を反映していると仮定する。死亡率はポアソン回帰モデルで評価。【結果】1) 全リンパ・造血組織悪性腫瘍:全がん死亡数の5.9%。全固形がん(リンパ・造血組織を除いた悪性腫瘍)より暦年・地域変動が大きいが、白血病・悪性リンパ腫より単純な変動。 2) 全非消化器系固形がん:全固形がん死亡数の35.6%。消化器系がんより暦年・地域変動が大きいが、白血病・悪性リンパ腫より単純な変動。 3) 主な非消化器系固形がん部位:死亡数で肺45.2%、女性乳房8.0%、子宮8.1%、卵巣4.2%、前立腺4.4%、膀胱2.9%、中枢神経系悪性0.9%、及び甲状腺0.4%。 4) 中枢神経系新生物:死亡数で悪性の約2.8倍。 5) 成人T細胞白血病誤分類と関連した白血病の地理的死亡率パターンと対照的に、女性での全リンパ・造血組織悪性腫瘍を例外として、全固形がん、消化器系がん或いは非消化器系固形がんの何れのパターンも原発所在地区20市町村のがん死亡率に見かけ上の増加をもたらしていなかった, 日本放射線影響学会第48回大会、第1回アジア放射線研究会議}, title = {原発周辺の潜在的放射線リスク研究:全リンパ・造血組織悪性腫瘍と非消化器系固形がん死亡率1972-1997年の解析}, year = {2005} }