@misc{oai:repo.qst.go.jp:00068238, author = {廣部, 知久 and 笠井, 清美 and 村上, 正弘 and 廣部 知久 and 笠井 清美 and 村上 正弘}, month = {Nov}, note = {シリコンイオン線照射は、C57BL/10J系統のマウスの9日齢の胎児に対して、0.75 Gyから出産率を低下させ、1Gyでの出産率は0%であった。ガンマ線照射では1 GyまでC57BL/10Jマウス胎児に致死効果が見られず、2 Gyで100%致死であったので、シリコンイオン線はガンマ線に比べてかなり致死効果が強いことがわかる。またシリコンイオン線照射後では、出産後の食殺率も高かった。ガンマ線照射ではこのような高率の食殺は観察されなかった。腹部白斑出現頻度については、ガンマ線では0.5 Gy照射個体の白斑頻度は44%であった。シリコンイオン線では0.5Gy照射群で腹部白斑出現頻度は56%であり、ガンマ線より効果が強かった。一方、腹部白斑部域の面積は0.5 Gyガンマ線が4.4 mm2であったのに対し、シリコンイオン線は6.5 mm2であった。従って、シリコンイオン線はガンマ線よりメラノブラストに対する致死作用(メラノブラストの増殖死を引き起こす)が強いと考えられる。また、シリコンイオン線では0.25 Gy照射マウスの腹部白斑面積が23.4mm2で最大であった(RBEは5以上)。一方、シリコンイオン線の胎児への致死効果、発生異常の頻度を調べるために胎生18日に帝王切開で胎児を取り出し、胎児数、体重、発生異常について調べた。シリコンイオン線を照射された個体では一腹あたりの胎児数が減っていた。また、胎児の体重も線量に応じて減少した。四肢形成異常や尾の折れ曲がり、小眼、尾や四肢の付け根の内出血などの発生異常の頻度は線量に応じて増加した。これらの結果から、シリコンイオン線はマウスの発生に影響を与え、四肢、尾、目、血管等の形成・発達に影響を与えることがわかった。, 日本放射線影響学会第48回大会}, title = {マウスのメラノブラスト及び胎児、新生児の発生に対するシリコンイオン線の影響}, year = {2005} }