@misc{oai:repo.qst.go.jp:00068237, author = {西村, まゆみ and 今岡, 達彦 and 柿沼, 志津子 and 大町, 康 and 島田, 義也 and 西村 まゆみ and 今岡 達彦 and 柿沼 志津子 and 大町 康 and 島田 義也}, month = {Nov}, note = {乳がんは放射線によるリスクが高い臓器であり、ラットやマウスを用いて、放射線発癌実験が行われている。しかし、発癌に関わるがん関連遺伝子の変異は未だ同定されていない。われわれは、Sprague-Dawleyラットを用い、自然発生、放射線あるいは化学物質(MNU、PhIP)誘発および複合誘発の乳がんにおいて、H-ras遺伝子の突然変異やヘテロ接合性の喪失について検討した(昨年度の本大会で発表)。その結果から、放射線誘発の乳がんには、H-ras遺伝子の変異やヘテロ接合性の喪失はあまり関与していないことが示唆された。そこで現在さまざまな癌においてがん抑制遺伝子を不活性化する機構として注目されているDNAのメチル化の検討を行った。ヒト乳癌において高頻度でCpGアイランドのメチル化が報告されている遺伝子の中から、特に増殖ならびに細胞接着に関係するRassf1, Esr1, Cdh1, Apc, Cdkn2aなどの遺伝子を選んで、bisulfite処理後、TAクローニングし、シーケンシング法によるメチル化解析を行った。現在までのところ、細胞接着遺伝子であるCdh1は、自然発生、MNU誘発乳がんにおいてメチル化は見られなかった。放射線誘発乳がんでやや高い頻度に見られたが、がん以外の正常乳腺にもメチル化が観察され、加齢によるメチル化の可能性が考えられた。細胞増殖抑制遺伝子であるCdkn2a(p16)は、誘発物質に関わらずメチル化CpGを持っているクローンが存在するが、プロモーター領域のCpGが高密度でメチル化されるということはなかった。現在、がんの数を増やして検討しているところであるが、予備実験では、ラットの乳がんはヒトと異なりメチル化の頻度は低い傾向になる。, 日本放射線影響学会第48回大会}, title = {放射線および1-メチル-1-ニトロソ尿素によって誘発されたラット乳癌の癌関連遺伝子プロモーター領域のメチル化解析}, year = {2005} }