@misc{oai:repo.qst.go.jp:00068212, author = {石原, 弘 and 田中, 泉 and 近森, 穣 and 石原, 文子 and 石渡, 明子 and 吉野, 智恵子 and 松島, 裕美子 and 田中, 美香 and 鈴木, 桂子 and 石原 弘 and 田中 泉 and 近森 穣 and 石原 文子 and 石渡 明子 and 吉野 智恵子 and 松島 裕美子 and 田中 美香 and 鈴木 桂子}, month = {Dec}, note = {intracisternal A-particle (IAP) DNAエレメントは2つのLTRに挟まれたgag-polを持つレトロウイルス類似のレトロトランスポゾンであり、マウスゲノムには数千コピーもの類似配列が散在している。IAPエレメントからやや短いRNAが転写され、レトロウイルス様の逆転写機構により完全長のIAP cDNAが合成された後にゲノムに組み込まれる。このretrotranspositionにより周辺の遺伝子機能に影響を及ぼす例は突然変異マウスや一部の腫瘍細胞で見出されてきたが、逆転写等の未解明機構を含むゲノム異常発生の原因や過程は不明である。  我々はこれまで、放射線により誘発したC3H/Heマウスの骨髄性白血病細胞において、IAPの媒介するゲノム異常が高頻度に見出されることを報告してきた。当該マウス系統の造血系細胞では常時多量のIAP RNAを発現しているので、放射線障害が逆転写過程に影響する可能性が示唆された。しかしマウス細胞にはIAP類似核酸が多量に存在するので分析は困難である。そこで、retrotransposition過程に特有の逆転写物を解析するためにデザインしたレポーターIAP遺伝子をマウスマクロファージRAW264.7細胞に安定導入して常時IAP RNAを発現する細胞を得た。X線照射した当該細胞における、レポーター由来のcDNA量をreal-time PCRにより定量したところ、放射線障害によりcDNA量の増加することが明らかになった。このことから、放射線障害後の細胞内ではIAP cDNA複合体が内在性変異原として、腫瘍化に寄与することを示唆している。, 第28回日本分子生物学会年会}, title = {放射線障害マウス造血細胞によるレトロトランスポゾンIAPの逆転写cDNA促進}, year = {2005} }