@misc{oai:repo.qst.go.jp:00068126, author = {王, 冰 and 田中, 薫 and 村上, 正弘 and 尚, 奕 and 辻, さつき and 大山, ハルミ and 鈴木, 紀夫 and 早田, 勇 and 王 冰 and 田中 薫 and 村上 正弘 and 尚 奕 and 辻 さつき and 大山 ハルミ and 鈴木 紀夫 and 早田 勇}, month = {Nov}, note = {目的:現在使用されている放射線防護剤のほとんどは有機化合物である。無機化合物の多くは毒物のイメージがあるが、その生体作用が徐々に解明され、昨年Na3VO4(オルトバナジン酸ナトリム)の放射線誘発アポトーシスの抑制およびその機構が報告された。本研究では、照射した妊娠マウスにNa3VO4の投与を行い、胎児発生期の放射線障害軽減効果について検討した。 材料と方法:妊娠11あるいは12日目のICRマウスを0.5〜4.0GyのX線で全身照射した後2時間目に、生理食塩水に溶解したNa3VO4を5あるいは15mg/kg腹腔内に投与し、非投与群に同量の生理食塩水を与えた。半数の動物(14〜18匹/群)は妊娠18日目に帝王切開し、胎児の状況(生存・死亡・奇形)を調べた。半数は自然出産をさせ、生仔出生、奇形および30日目の生存を調べた。 結果:Na3VO4を非照射妊娠11日マウスに15mg /kg投与すると、胎児及び新生児に催奇形性と致死性は見られたが、5mg/kgでは毒性がなく、妊娠12日の投与群では、15mg/kgでも毒性は認められなかった。一方、高線量(3.5Gy)照射された胎児では、15mg/kgの投与により、胎児死亡と胎児奇形の軽減が見られた。さらに、中線量(1.0Gy)照射では、胎児死亡と奇形発生の軽減のみならず、新生児死亡と新生児発育遅延の軽減も認められた。現在、上記の実験で見られた放射線防護作用が、低線量(0.5Gy)照射で何処まで有効に発揮されるか解析中である。また、他の放射線防護剤との併用も実験中である。, 第47回日本放射線影響学会大会}, title = {マウス器官形成後期における放射線影響の修飾:I.. Na3VO4による胎児死亡、奇形発生および新生仔死亡の軽減}, year = {2004} }