@misc{oai:repo.qst.go.jp:00068103, author = {萩原, 拓也 and 須田, 充 and 酢屋, 徳啓 and 金, ウンジュ and 濱野, 毅 and 宮原, 信幸 and 鈴木, 敏和 and 今関, 等 and 萩原 拓也 and 須田 充 and 酢屋 徳啓 and 濱野 毅 and 宮原 信幸 and 鈴木 敏和 and 今関 等}, month = {Jul}, note = {1.初めに 放射線医学総合研究所では、平成15年度に中性子線発生用加速器システムNeutron Exposure Accelerator System for Biological Effect Experiment(NASBEE)を導入した。本システムは、HVEE社製インラインタンデム型静電加速器及び高出力マルチカスプイオン源、NECトーキン製ビーム輸送系及びターゲットシステムで構成されている。 本加速器システムの主な仕様は、ターゲット位置での最大ビーム電流が水素で800mA、重水素で600mA、リップル及び安定度は、ターミナル電圧が2MV時、リップル:400Vpp、安定度:10-4(高出力タイプのため)である。 このシステムの特徴は、加速された水素及び重水素イオンをBe,Liターゲットに照射し、発生する高フルエンスの速中性子を生物・物理照射室だけでなくSpecific Pathogen free(特定病原菌未感染:SPF)環境下でマウス、ラット等に照射することができることである。 \n2.中性子用照射システムの状況 現在、イオン源の調整を進めている。当初、ビームプロファイルモニターが設置されているのはターゲット直前のみであり、イオン源出口でのビーム形状が確認できず、イオン源部のパラメータ構築作業の効率が低かった。このため、ビームプロファイルモニターを加速器入り口に取り付け、ビーム強度とビーム形状を考慮しながらレンズ系パラメータの調整を進めて行った結果、イオン源出口での最大電流は水素で1250mA、重水素で600mA、イオン源からターゲットまでの輸送効率は水素で1200mA時に72%、重水素で300mA時に75%まで至った。加速器本体内絶縁ガスの充填時は、SF6ガスの十分な乾燥を求められており、仕様で-40℃以下であるところを本装置では-56℃まで露点温度を下げて充填している。その為最大ターミナル電圧の2MVまで1時間以内に昇圧することが可能で、据付時から現在まで異常放電等に因るトラブルは認められない。ターミナル電圧2MV時のリップルは385Vpp、加速器本体の真空度は加速を行わない状態で6×10-6Paである。 \n3.今後の予定 中性子エネルギー測定システム及び線量校正システムの構築のため、電離箱、LETチャンバー等の計測機器の動作確認を行い、Am-Be線源を用いての動作試験、2005年夏に東北大学のFNLや原研東海の中性子標準場において校正を行い、エネルギー校正技術の習得し、生物照射の準備をする。 再現性の良い照射野を作成し、可変エネルギー高フルエンス率準単色中性子場としての使用できるようにするのが最終目標である。, 第18回タンデム加速器及びその周辺技術の研究会}, title = {放医研 低線量棟中性子照射システムの現状}, year = {2005} }