@misc{oai:repo.qst.go.jp:00068098, author = {仲野, 高志 and 鈴木, 敏和 and 石榑, 信人 and 仲野 高志 and 鈴木 敏和 and 石榑 信人}, month = {Jul}, note = {体外計測装置(WBC)の校正用ファントムとして新たにBOMABファントムを作製した。計測方法や評価方法を比較するためには基準となるファントムが必要となる。WBC用のファントムとして唯一規格化されているのがBOMABファントムである(ANSI規格(*))。このファントムの体型は円筒と楕円筒という単純な形で構成されており、シミュレーション計算の正当性確認にも活用できる。また安全に輸送できるように専用のトランクも作製した。体外計測装置でのファントムの測定については別に発表する。 ANSI規格よりreference maleのデータを用いて同じ形態のファントムを4体作製した。各ファントムは頭部、頸部、胸部、腹部、大腿部(左右)、足(左右)、腕(左右)の10個のパーツからなる。各パーツは容器である「シェル」と内容物の「フィラー」とで構成される。 シェルは外周厚が0.5cm、頂底部の厚さが1.5cmの高密度ポリエチレンで、くり抜き構造である。このため外周上に溶接面がなく強度が保たれている。また人型の再現を容易にするため頂底部に凸凹の勘合構造を有している。この構造により上半身を積み上げることが可能で椅子型や立位型の体外計測装置に応用できる。 放射性物質を含むフィラーはシェルに異常が起きても流出し難いように寒天に放射性物質を添加し作成してある。3体のファントムに各々単一の放射性物質(133Ba、137Cs、60Co)を封入した。これらの放射能は、BSSの免除レベルを下回るように選んだ。なお、これらの放射能の値については日本アイソトープ協会の校正証明書を得ている。残りの1体はバックグラウンド測定用とし、塩化カリウム溶液(天然由来の40Kが入っている)を封入した。 今後、これらのファントムを用いて、二次被ばく医療機関を中心に、WBCを運用している機関の間で、計数効率の相互比較を行う計画である。 \n(*):ANS/HPS N13.35-1999 “Specifications for the Bottle Manikin Absorption Phantom”, 日本保健物理学会第39回研究発表会}, title = {BOMABファントム作製について}, year = {2005} }