@misc{oai:repo.qst.go.jp:00068070, author = {小野田, 眞 and 勝部, 孝則 and 小野田, 真美 and 上野, 恵美 and 稲野, 宏志 and 小野田 眞 and 勝部 孝則 and 小野田 真美 and 上野 恵美 and 稲野 宏志}, month = {Mar}, note = {【目的】授乳中のラット乳腺組織は放射線感受性が非常に高いため癌化イニシエーションを受けやすい.我々はラットの放射線誘発乳腺腫瘍モデルを用いて,放射線被ばくに伴って産生される一酸化窒素(NO)が乳腺腫瘍発生のイニシエーションに関与している事を報告した.しかし,放射線被ばくしたラット乳腺において実際にiNOSが誘導されているのか否かについては未だに不明確であった.今回,放射線被ばくした授乳中ラット乳腺におけるiNOSの発現と局在を検討した. 【方法】乳腺実質が発達しているSD系の授乳中ラットをX線全身照射(20 Gy, 0.5 Gy/min)し,24時間後に乳腺組織を摘出した.摘出組織より乳腺組織ホモジネートを調製,あるいは,凍結組織切片標本(8 m)を作成し,それぞれをiNOSに対する特異的抗体を用いたウェスタン解析実験,免疫組織化学的染色実験に供した. 【結果・考察】X線被ばく乳腺組織においては,未照射の対照組織に比べて明らかなiNOSタンパク質の発現亢進が認められた.同様の傾向は肝臓において,より顕著に観察された.また,X線被ばく乳腺組織では,乳腺上皮層において抗iNOS抗体と免疫学的に反応する物質の陽性染色反応が,未照射の組織に比べて明らかに強まっていた.しかしながら,未経産処女ラットを用いた同様の実験ではiNOSタンパク質の発現亢進は明瞭には捉えられなかった.以上の事から,少なくとも,授乳中のラットがX線被ばくした時には,乳腺組織においてiNOSタンパク質が誘導され,過剰にNO産生する事が明らかになった.これは,放射線誘導乳腺腫瘍の発生要因の一つに,放射線によって誘導されるiNOSを介したNOが関わっている可能性を示唆した我々の既報と良く符合するものである., 日本薬学会第125年会}, title = {放射線被ばくラット乳腺における一酸化窒素合成酵素(iNOS)の発現}, year = {2005} }