@misc{oai:repo.qst.go.jp:00068068, author = {吉田, 光明 and 穐山, 美穂 and 柿沼, 志津子 and 島田, 義也 and 吉田 光明 and 穐山 美穂 and 柿沼 志津子 and 島田 義也}, month = {Nov}, note = {X線誘発マウス胸腺リンパ腫では、これまでのヘテロ接合性消失( loss of heterozygosity;LOH )の解析から、さまざまな染色体領域においてLOHが認められている。とくに第11、12番染色体のLOHが高頻度に認められることから、これらの染色体の欠失領域にリンパ腫発生に関与する癌抑制遺伝子の存在が示されている。本研究ではマウス胸腺リンパ腫の発症とLOHならびに染色体異常との関連性を調べるため、X線で誘発された胸腺リンパ腫における染色体異常の解析を行った。これまでにC57BL/6J(B6)マウス15例、C3Hマウス2例、合計17例のリンパ腫を通常の染色体分染法ならびに染色体ペインティング法により解析した。その結果、最も頻発する異常として、第15番染色体のトリソミー(1本増加)が17例中11例(65%)に、次いで第12番染色体の異常が9例(53%)に、第11番染色体の異常が6例(35%)に認められた。これえらのうち明らかな欠失を伴った構造異常はそれぞれ6例と5例であった。これらの結果から、これまでの解析において第11番および12番染色体に高頻度に認められているLOHは染色体の欠失型構造異常によるものと考えられる。また、第15番染色体のトリソミーは自然発生ならびにX線誘発の双方のリンパ腫に高頻度に認められることから、リンパ腫発生に何らかの重要な役割を担っている可能性も考えられる。, 第47回日本放射線影響学会大会}, title = {X線誘発マウス胸腺リンパ腫における第11番および第12番染色体の欠失型構造異常}, year = {2004} }