@misc{oai:repo.qst.go.jp:00068024, author = {岡本, 正則 and その他 and 岡本 正則}, month = {Sep}, note = {ES細胞を用いた簡便な凝集キメラマウスの作製法 ○海野あゆみ1・2,法喜ゆう子3,中村美樹4,荒木良子3・4,安倍真澄3・4,岡本正則2 1サイエンス・サービス,2放医研・実験動物,3放医研・遺伝子発現,4放医研・先端遺伝子発現センター \n【目的】私達は、放射線感受性等に関連する新規遺伝子を導入した遺伝子改変マウスの作製実験を実施しているが、実験施設・設備・機器等に制約がある。そこで本実験では、胚性幹(ES)細胞を用いた凝集キメラマウスの作製にあたり、簡便で実用的な実験系を確立する目的により市販の胚培養用培地について検討を行った。その結果、高率に凝集キメラマウスが得られたので報告する。 【方法】培地はSIGMA製のM2、M16を用い、使用毎に調整した。宿主胚は、M2培地を用い常法により交配確認後2日目の過排卵処理したBDF1系成熟雌マウス(7〜14週齢:SLC・日本クレア)から回収した。胚は酸性タイロードにより透明帯除去後、Nagyらの方法(1993)を改変した凝集キメラマウス作製法を用いてES細胞と凝集させ、M16培地で一晩炭酸ガス培養装置内にて培養した。約20時間培養後、胚盤胞期胚への発生を観察し、偽妊娠雌マウスの子宮に移植した。移植後に産子への発生率、産子の毛色によるキメラ発生率、得られたキメラ個体の毛色によるキメリズムについて検討した。 【結果と考察】Slc及びJcl由来の系統マウスを用いた結果は、胚盤胞期への発生率がそれぞれ64.2%、55.2%、産子の発生率が20.7%、16.6%、産子数に対するキメラの発生率が56.3%、29.2%となった。また産子数に対する毛色によるキメリズムが70%以上の雄個体出現率は、それぞれ45.0%、35.7%となった。以上の結果から、本実験系は凝集キメラマウス作製に有用であることが分かり、簡便で実用的な方法と考えられる。今後は、種々の生殖工学技術を組み込み、より実用的な実験系の確立を目指し検討したい。, 第97回日本繁殖生物学会大会}, title = {ES細胞を用いた簡便な凝集キメラマウスの作製法}, year = {2004} }