@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067989, author = {二藤, 彰 and 二藤 彰}, month = {Dec}, note = {Wntの共役受容体LRP5の変異が骨量の減少を引き起こすことからWntシグナルは骨格系細胞の機能制御に深くかかわると考えられている。Nemo-like kinase (Nlk)はMAPK のひとつであり、Tak1と協調して Wntのターゲット分子の活性を制御する。Nlk が骨格系細胞の分化に関わる可能性を調べる目的で、Nlk の発現、制御、ならびにその機能について検討した。胎児由来初代培養骨芽細胞、間葉系幹細胞、株化骨芽細胞どの細胞においても構成的に発現が認められた。多分化能をもつ株化細胞C1において分化系列における発現の変化を調べたところ、骨芽細胞に分化させた場合に特異的に発現が上昇した。その発現はBMPの添加あるいはnoggin 発現ウイルスの感染によっても変化が認められず、BMPシグナルによる発現制御は受けないことが示唆された。レトロウイルスベクターに組み込んだNlkを使って上記の細胞に強制発現させたところ、骨芽細胞の分化形質の発現促進がみとめられ、一方RNAiでNlk発現の抑制を試みたところ、分化形質の発現抑制が認められた。以上の結果から骨芽細胞に発現するNlkはその分化を正に制御する可能性が強く示唆された。, 第27回日本分子生物学会年会}, title = {Nemo-like kinaseによる骨格系細胞分化の制御}, year = {2004} }