@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067985, author = {湯川, 雅枝 and 青木, 一子 and 児玉, 久美子 and 磯, 浩之 and 今関, 等 and 石川, 裕二 and 湯川 雅枝 and 青木 一子 and 児玉 久美子 and 今関 等 and 石川 裕二}, month = {Dec}, note = {ヒトをはじめとする生物は、環境から様々な影響を受けて生きている。その中には、騒音、熱暑、寒冷、細菌、重金属、有機塩素剤、放射線など健康を害するようなストレスも含まれる。このようなストレスが目に見える害を及ぼす以前に、もっと小さな潜在的な変化をとらえ、対策を講じる必要がある。我々は、この微小変化を生体必須微量元素のバランスシフトとしてとらえたいと考えた。そのためには多くの元素の同時測定が必要であり、かつ微少な試料中の微量元素が測定できなければならない。高感度非破壊多元素同時分析法であるPIXE法はこの目的に最適である。    本研究では、環境モニタリング生物として有望なメダカを取り上げ、X線照射、塩水飼育、環境水への金属負荷というストレスをかけ、体内臓器中の元素濃度変化を観察することを目的とした。致死線量よりかなり軽度なX線照射と生育可能な塩水飼育に関する予備的な実験をおこない、PIXE法によりメタルバランスシフトを臓器ごとに観察することができることを確認した。ここでは、飼育水中に添加したCrO 42−とCo2+の影響を観察したので報告する。放医研で系統維持をしている近郊系メダカを、K2CrO4とCoCl2をそれぞれ10ppm含む井戸水で4日間飼育し、延髄切断後解剖して体内臓器及びエラブタ、尾ビレを採取した。試料は凍結乾燥後、PIXE法により元素濃度を測定した。4日間の飼育中、メダカは行動、食餌などにおいて対照群と顕著な相違を示さなかった。金属を含んだ水で飼育したメダカの胆のうは、X線照射と異なり、顕著に肥大した。精巣は、金属含有量に顕著な変化を示した。Crは、Coよりもメダカの体内に取り込まれやすく、メタルバランスシフトへの影響も大きかった。微量必須元素では、Mnの増加,Fe,Cu、Znの減少がいくつかの主要体内臓器で観察された。脳は、他臓器と異なり、メタルバランスの変化をほとんど示さなかった。, 第7回環境ホルモン学会研究発表会}, title = {環境ストレスによるメダカ臓器中のメタルバランスシフト}, year = {2004} }