@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067968, author = {高萩, 真彦 and 高萩 真彦}, month = {Dec}, note = {核マトリックス(NM)と相互作用する一群の蛋白質における生化学的な特性のひとつは、DNA ループ構造の NM への anchoring に関わる NM-atatchment 領域(MAR)に分布する特異な DNA 構造への協同的な凝集会合性にある。この MAR DNA は、AT-rich であり、二本鎖から一本鎖への融解が起こりやすい部位であることを特徴とする。我々はこのような DNA に限らず、損傷部位として一本鎖切断や二本鎖切断、一本鎖領域を含むDNA が、MN結合因子の凝集性を顕著に誘導することを新たに見出した。凝集会合化を伴う高次の複合体形成は、遠心分離等の処理を経てゲル様産物として相分離される挙動から、通常の蛋白質― DNA複合体と区別される。このような複合体の形成には、MN結合因子に加え、DNA 二本鎖切断損傷の修復に関与する蛋白質の寄与が認められた。さらにこの複合体は、修復反応を効率よく進める「機能的な場」であることが示された。DNA 修復反応を精査した結果、当該の複合体は、自己組織化能と反応特異性を内包したダイナミックな系である complex coacervate の特徴を有することが明らかになった。, 第27回分子生物学会年会}, title = {DNA 損傷を介した核蛋白質の高度な凝集化は complex coacervate を形成する}, year = {2004} }