@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067940, author = {扶川, 武志 and 平山, 亮一 and 青木, 瑞穂 and 安藤, 興一 and 扶川 武志 and 平山 亮一 and 青木 瑞穂 and 安藤 興一}, month = {Nov}, note = {放射線照射により生じる再酸素化のメカニズムとして,照射された組織の酸素消費の低下が要因のひとつであると考えられてきた.我々は以前,炭素線照射した腫瘍では,X線照射した腫瘍よりも顕著な組織酸素消費量の低下がおこり,炭素線照射による早期再酸素化に酸素消費量の低下が関与している可能性を示した.一方,in vitroの研究では,放射線照射された細胞の酸素消費量は,逆に上昇する報告もある.細胞内で最大の酸素消費器官であるミトコンドリアはアポトーシスなどの細胞死にも関連しており,エネルギー代謝と細胞死とは関連が深い.本研究では,放射線感受性の異なるマウスリンパ腫細胞を用いて,放射線照射後の細胞酸素消費率の経時的変化を調べた.  マウスリンパ腫細胞L5178Y とM10(L5178Y由来のX線高感受性細胞株)にX線(5-40 Gy)もしくは290MeV/u炭素線(LET 80 keV/μm; 2-20 Gy)を照射した.照射後経時的に細胞1個あたりの酸素消費量を計測した.細胞1個あたりの酸素消費量は,既知の細胞濃度を含むPBS溶液をガラス製チャンバーに入れ密閉し,PBS溶液の酸素濃度変化を酸素電極により計測し,酸素濃度の減少率から求めた.  M10細胞の酸素消費量は,線質(X線と炭素線)や線量に関係なく,照射24時間後まで増加し,その後48時間後には照射前の値まで減少した.照射24時間後のM10細胞の酸素消費量は,照射前に比べて2-3倍に増加していた.一方,L5178Y細胞は,M10細胞より早く,照射12時間後に照射前の1.5-2倍まで酸素消費量が増加し,48時間後には照射前の値まで減少した.M10細胞と同様に,酸素消費量が最大となる時間は,線質や線量に関係なかった., 日本放射線影響学会大会 第47回}, title = {放射線照射後の細胞酸素消費率の変化 -放射線感受性の異なるマウスリンパ腫での比較-}, year = {2004} }