@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067909, author = {織田, 信弥 and 服部, 浩佳 and 宮下, 要 and 吉田, 光明 and 松崎, 彰信 and 鵜池, 直那 and 岡村, 純 and その他 and 吉田 光明}, month = {Oct}, note = {造血肝細胞移植後のキメリズム解析のために、新たに多蛍光PCRを用いた系を確立した。集団遺伝学的観点から4つのSTRマーカー(D5S818,D7S820,D13S317,FGA)を選択し、3種類の蛍光色素化合物で標識されたプライマーを独自に設計した。DNAの混合割合を段階的に変化させた標識試料による検討では、シグナルとDNA混合割合との間に高い相関が得られ、検出が極めて定量的に行われていることが明らかになった(R2=0.99)。FISHによる結果との比較でも高い相関が得られた(R2=0.99)。本解析法の1つの特徴は、ドナー、レシピエント、移植後、の3つのPCR産物の混合物を1回で電気泳動を行う点にあり、これにより効率的且つ経済的な解析が可能となる。3者のシグナルは異なる色で表示され、キメリズムの状態が視覚的にも捉えやすい。臨床経過を追って解析を行った様々な移植例で、生着、再発(拒絶)などのダイナミズムが明確に且つ定量的に観察可能であった。尚、これまで行った解析ではこれらのマーカーのアリロタイプ上識別不能に陥った例は1例もない。今後このような効率的且つ定量的な手法を用いてキメリズムの評価をより正確に且つ迅速に行っていくことが重要であると思われる。, 第63回日本癌学会学術総会}, title = {多蛍光PCRを用いた高効率キメリズム解析系}, year = {2004} }