@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067901, author = {中台, 妙子 and 野島, 久美恵 and 小林, 育夫 and 佐藤, 佳誉子 and 安田, 仲宏 and 樋野, 興夫 and 中台 妙子 and 野島 久美恵 and 安田 仲宏 and 樋野 興夫}, month = {Oct}, note = {目的)これからの有人飛行は宇宙ステーションでの長期活動のほか、NASAでは火星への有人飛行を考えている。このように長期間宇宙滞在することにより、これまでは比較的重要視されなかった宇宙放射線の影響が大きく現れてくる事が危惧される。我々は、放医研HIMACから得られる重粒子線を使用して、宇宙放射線の中でも生物影響が大きい高LET放射線の発がんに対する影響について調べた。 方法)遺伝性腎癌のモデルラットであるEker Ratを使用し、胎生19日目に炭素線、鉄線を照射し、生後8週目に安楽死により、各種臓器を摘出後、病理組織標本を作製し最大割面における腎腫瘍の数を測定し、X線照射による結果を対象として比較した。照射線量の評価は、腹腔内に挿入したCR37により行った。 結果)胎生19日目に放射線を被爆したラットの腎臓の組織標本を観察するとX線、炭素線、鉄線とも腎腫瘍が認められその数は線量に応じて増加していた。非照射では0.9個、X線1Gyでは3.7個、3Gyでは42個、炭素線1Gyでは4.1個、3Gyでは54.1個、鉄線1Gyでは14.7個、3Gyでは49.6個であった。腎癌の発症率を指数関数のグラフにより比較し、腎癌を10個発症するための線量(X線1.86Gy、炭素線1.74Gy、鉄線1.07Gy)をもとにしてX線に対する生物効果比(RBE)を求めると、炭素線は約1.1、鉄線は約1.7であり、高LET放射線を被ばくすることによって発がん率が増加することがわかった。, 宇宙生物科学会第18回大会}, title = {宇宙放射線の発がんへの影響}, year = {2004} }