@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067900, author = {伴, 貞幸 and 道川, 祐市 and 石川, 顕一 and 相良, 雅史 and 島田, 裕 and 稲澤, 譲治 and 今井, 高志 and 伴 貞幸 and 道川 祐市 and 石川 顕一 and 相良 雅史 and 今井 高志}, month = {Oct}, note = {51株のヒト癌由来培養細胞の放射線感受性を調べて、高感受性を示すヒト食道癌(ESCC)由来細胞株(KYSE190)を見つけた。その細胞では放射線照射後のDNA-PKcs蛋白質がリン酸化されなかった。DNA-PKcsのFATドメインにアミノ酸置換(I3434T)を伴う突然変異が見つかり、その突然変異はDNA-PKcsの二次構造に変化をもたらすことがCHAFAS解析から予想された。ウエスタン解析により、KYSE190 細胞は完全長のDNA-PKcsを産生していること、およびATMの発現が減少していることを確認した。以上の結果より、FATドメインでの二次構造の変化によりATM, Ku70およびKu86とDNA-PKcsとの親和性が減少すること、あるいはATMの減少によりDNA二本鎖切断(DSBs)の誘発情報がDNA-PKcsにまで伝達されないことが原因でDNA-PKcsがリン酸化されず、その結果、非相同性末端結合修復(NHEJ)機構が働かなくなると考えられる。放射線照射後のChk1およびChk2蛋白質もATMによってリン酸化されるが、その経路はNHEJには依存しない。現在、KYSE190 細胞におけるATMの機能を調べる目的で、放射線照射後のChk1およびChk2蛋白質のリン酸化を調べており、それらの結果も合わせて報告する。, 第63回日本癌学会学術総会}, title = {放射線高感受性を示すヒトESCC由来培養細胞におけるATM蛋白質発現の減少とDNA-PKcs蛋白質のリン酸化不全}, year = {2004} }