@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067779, author = {須尭, 綾 and 辻, 厚至 and 相良, 雅史 and 菅, 智 and 石川, 敦子 and 荻生, 俊昭 and 今井, 高志 and 原田, 良信 and 須尭 綾 and 辻 厚至 and 相良 雅史 and 菅 智 and 石川 敦子 and 荻生 俊昭 and 今井 高志 and 原田 良信}, month = {Dec}, note = {LECラットは、劇症肝炎、肝癌のモデルラットとしてよく知られている。低線量のX線照射により腸死や骨髄死が誘導されることやDNA損傷修復異常を示す放射線高感受性モデルラットでもある。放射線感受性には少なくとも1つの常染色体上劣性遺伝子が関わっていることが報告されているが、その遺伝子はまだ同定されていない。LECラットの放射線高感受性の責任遺伝子を同定するために、LECラットをF344に戻し交配しコンジェニック系統の作成を行った。戻し交配の各世代のラットの中から高感受性ラットを選抜するために、毎世代コンジェニックラットをLECラットと交配し、放射線感受性試験を行った。第7、8世代でゲノムスクリーニングを行い、責任遺伝子がラットの第4染色体にあることを明らかにした。 責任遺伝子の存在領域の近傍の詳細な遺伝的地図を構築するために、30のマイクロサテライトマーカー、4つの既知の遺伝子および73のESTをラディエーションハイブリッドパネルでマップした。これらマーカーをプローブにハイブリダイゼーションとPCRを行い、この領域のBACコンティグを構築した。パルスフィールドゲル電気泳動により、この領域の物理的距離は約1Mbであることが明らかとなった。公共データベースで公開されているラットゲノムのドラフトシークエンスとラット、ヒト、マウスの既知遺伝子とのホモロジー検索により、この領域には既知遺伝子が6つあることが明らかとなった。これら遺伝子は、放射線感受性に関わるという報告はなく、また遺伝子コード領域の塩基配列を決定したが、LECとF344ラット間にアミノ酸置換に関わる塩基置換はみられなかった。これらの結果から、LECラットの放射線高感受性の責任遺伝子は、少なくとも放射線感受性に関しては新規の遺伝子であることが示唆された。, 第26回日本分子生物学会年会}, title = {LECコンジェニックラットによる放射線感受性遺伝子存在領域の物理的地図の構築}, year = {2003} }