@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067667, author = {鈴木, 桂子 and 田中, 泉 and 榑松, 文子 and 伊古田, 暢夫 and 薬丸, 晴子 and 石原, 弘 and 鈴木 桂子 and 田中 泉 and 槫松 文子 and 伊古田 暢夫 and 薬丸 晴子 and 石原 弘}, month = {Mar}, note = {マウスマクロファージ様細胞株264.7における、caffeic acid phenethyl esterによるheme oxygenase-1遺伝子の転写活性化 \n[目的]Heme oxygenase-1 (HO-1)はhemeを分解する酵素であるが、その遺伝子は種々のストレスにより活性化する。近年HO-1が生体に対し発癌抑制や免疫調節などの細胞保護作用を持つことが知られるようになった。今回我々は培養細胞を用いて、食物などに由来する成分によるHO-1遺伝子の誘導を検討した。[方法]マウスマクロファージ様細胞株RAW264.7を種々の化合物を加えたserum-free DMEMで4時間処理し細胞からRNAを調製し、RNA分画中のHO-1 mRNA量をRT-PCR法で測定した。そして対照となるGAPDH mRNA量との比をグループ間で比較した。[結果]調べた化合物のうち、蜂の巣由来のプロポリスの成分であるcaffeic acid phenethyl ester (CAPE)が2μMでHO-1のmRNAを45倍増加させることがわかった。一方、やはりプロポリスの成分であるアルテピリンCや、緑茶に含まれるepigallocatechin gallate、赤ワインの成分レスベラトロール、果物や野菜に含まれるエラグ酸などの効果は少なかった。次にcaffeic acidとphenetyl alcoholの作用を見たがどちらも効果は見られなかったので、CAPEが細胞中でcaffeic acidとphenetyl alcoholに分解後作用したのではなく、CAPE自身がHO-1遺伝子誘導活性を持つと推定された。次に、ヒト肝実質細胞癌由来のHepG2細胞を用いてHO-1のmRNA量に対する2μM CAPEの作用を調べたが、全く増加は見られなかった。 [考察]CAPEはマクロファージ系細胞において特異的にHO-1遺伝子を活性化する化合物であることがわかった。活性化に必要な濃度は抗酸化化合物のN-acetylcysteineと比べはるかに低濃度であり、活性化の程度ははるかに高いことから、RAW264.7細胞におけるCAPEによるHO-1の活性化は特異的な機構によるものと考えられる。, 日本薬学会第124年会}, title = {マウスマクロファージ様細胞株264.7における、caffeic acid phenethyl esterによるheme oxygenase-1遺伝子の転写活性化}, year = {2004} }