@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067654, author = {Sagara, Masashi and Ban, Sadayuki and Sudou, Hitomi and Okayasu, Ryuichi and Imai, Takashi and 相良 雅史 and 伴 貞幸 and 須藤 仁美 and 岡安 隆一 and 今井 高志}, month = {Oct}, note = {本研究では、細胞の放射線感受性と放射線照射の一定時間経過後に再結合されないDNA二本鎖切断(DSBs)の存在との間に関連があることを、γH2AXを指標として確認した。 放射線照射によって生じたDSBs近傍のヒストンH2AXの139位のセリンがATMやATRキナーゼによってリン酸化される。リン酸化されたH2AX(γH2AX)は免疫組織染色することでフォーカスとして観察できる。 放射線に対して高感受性あるいは抵抗性を示す種々のヒトがん細胞株(大腸癌、乳癌、膵臓癌由来)および正常繊維芽細胞に2GyのX線を照射し、経時的にγH2AXのフォーカス数の増減を観察することで、一定時間経過後の再結合されないDSBsの存在を調べた。 実験に用いた全ての細胞株において放射線照射直後からフォーカス形成が認められ、30−60分後にその数はピークに達した。その後、放射線抵抗性細胞におけるフォーカスは速やかに消失し、12時間後にはほとんど観察されなかった。しかし、放射線高感受性細胞においては照射後12時間目においても多数のフォーカスが残存していたことから、放射線抵抗性細胞に比べてDSBsの再結合能が低下していることが示唆された。すなわち、放射線照射後の残存γH2AXの量が細胞の放射線感受性の指標として有用であることが示された。しかしながらγH2AXの定量は困難であるため、現在自動定量化を検討している。, 日本放射線影響学会第46回大会}, title = {Correlation with residual rH2AX and radiation susceptibility after irradiation}, year = {2003} }