@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067642, author = {長谷川, 真紀 and 山口, 修一 and 相澤, 志郎 and 池田, 秀利 and 巽, 紘一 and 野田, 攸子 and 神山, 隆一 and 広川, 勝いく and 北川, 昌伸 and 長谷川 真紀 and 山口 修一 and 相澤 志郎 and 巽 紘一 and 野田 攸子 and 北川 昌伸}, month = {Dec}, note = {宿主DNAへのintegrationはレトロウイルス複製において重要なステップであり、ウイルス蛋白のintegraseと宿主細胞のDNA修復系酵素によって行われる。レトロウイルスのintegrationの初期段階は宿主細胞によってDNAダメージとして認識されるため、宿主側のPI-3K関連protein kinaseを含むDNA修復機構がウイルスDNAの宿主DNAへのintegrationを確実に行うために必要であると考えられている。そこで今回我々は、レトロウイルスの効率的なintegrationと、in vivoにおいてレトロウイルス誘発病の病態における宿主側のPI-3K関連protein kinaseであるDNA-PKとATMの寄与を調べるために、C3HバックグラウンドのscidマウスとATM-/-マウスにフレンド白血病ウイルス(FLV)を感染させ、FLV誘発白血病とレトロウイルス感染によるapoptosisの解析を行った。FLVを感染させたDNA-PK欠損Scidマウスは、野生型マウスと比較してFLV誘発白血病に耐性を示し、骨髄細胞ではFLV感染後、12時間と24時間においてアポトーシスが頻繁に起きていた。それに対して、ATM-/-マウスは野生型マウスとほぼ同程度でFLV誘発白血病に感受性を示した。更に、FLV感染後のATM-/-マウスからのapoptotic細胞の頻度変化や造血系細胞のp53レベルは野生型とほぼ同様であった。これらの結果から、in vivo におけるFLV感染と白血病誘発にはATM kinaseが部分的にしか関与していない一方でDNA-PKが非常に重要な役割を果たしていることが示唆された。ウイルスのintegrationを含めて更なる検討を加える。, 第25回日本分子生物学会年会}, title = {DNA-PK欠損ScidマウスとATM遺伝子ノックアウトマウスにおけるフレンド白血病ウイルスによる白血病誘発について}, year = {2002} }